Owner's Manual

iSCSI クラスタのセットアップ 333
EqualLogic PS シリーズのストレージグループは、複数の階層または
プールに分割できます。ストレージを階層化すると、ディスクリソース
をより自在に割り当てることができるようになります。メンバーを同時
に複数のプールに割り当てることはできません。メンバーをプールに割
り当てたり、別のプールに移動する操作は簡単に行うことができ、デー
タの可用性に何ら影響はありません。プールは、ディスクのタイプ、速
度、RAID レベル、アプリケーションのタイプなど、さまざまな基準に
従って組むことができます。
6-2 では、プールはメンバーの RAID レベルに従って組まれてい
ます。
RAID 10
という名前のプールは、
RAID 10
のメンバーで構成されて
います。
RAID 5
という名前のプールは、
RAID 5
のメンバーで構成されてい
ます。
ボリュームの作成
データを保存する前に、EqualLogic PS5000XV ストレージアレイの物
理ディスクを設定して、ボリュームと呼ばれる使用可能なコンポーネン
トにする必要があります。ボリュームはストレージプールを構成する一
部であり、特定のサイズ、アクセスコントロール、その他の属性を持っ
ています。ボリュームは、複数のディスクとグループメンバー間に分散
させることができます。ボリュームは、ネットワーク上では iSCSI ター
ゲットとして表示されます。ボリュームはプールに割り当てられます。
別のプールに移動することも容易で、データの可用性に何ら影響はあり
ません。また、プール内のストレージハードウェアリソースの総合的な
負荷に基づいて、プール内で自動データ配置と自動負荷バランシングが
行われます。