Owner's Manual

ネットワークの設定 303
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クラスタ内のノードで、
resolv.conf
ファイルを編集して、
DNS
サーバーに対して解決可能なネームサーバーエントリを含める
必要があります。以下のようなエントリを入力します。
/etc/resolv.conf:
search ns1.domainserver.com
nameserver 192.0.2.100
192.0.2.100
はネットワーク内の有効な
DNS
サーバーアドレスで、
ns1.domainserver.com
はネットワーク内のドメインサーバーです。
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設定の順序を確認します。
/etc/nsswitch.conf
はネームサービスの
順序を制御します。構成によっては、
NIS
が原因で
Oracle SCAN
アドレス解決に問題が発生する場合があります。
NIS
エントリを
検索リストの最後に置くことをお勧めします。たとえば、
hosts: files dns nis
のような順序にします。
IPMI を有効にする
IPMIIntelligent Platform Management Interface)により、ハード
ウェアとファームウェアに一連の共通のインタフェースが提供され、
システム管理者はそれを使用してシステムの状態を監視し、システムを
管理することができます。Oracle 11g R2 では、Oracle Clusterware
IPMI を統合して、エラーの分離をサポートし、クラスタの整合性を確
保することができます。
IPMI を有効にするための前提条件
各クラスタノードには、ベースボード管理コントローラ(BMC)が必
要で、IPMI バージョン 1.5 以降に対応したファームウェアが実行され、
LAN を使用してリモート制御できるように設定されている必要があり
ます。
メモ: IPMI 専用の管理ネットワーク(DRAC ポート)を使用することをお
勧めします。
ipmitool
に必要な
Linux rpm
は、
OpenIPMI-tools-2.0.6-
11.el5.x86_64.rpm
です。