Owner's Manual

298 ネットワークの設定
IP アドレスと名前を解決するための要件
GNS を使用するクラスタの場合
Oracle Global Naming Server（GNS）を使用して Oracle 11g R2 RAC
をセットアップするための基本要件は、以下のとおりです。
• 各ノードで少なくとも 2 つのインタフェース（プライベート IP アド
レス用とパブリック
IP アドレス用）が設定されていること。
• GNS の仮想 IP アドレスのアドレス解決のために、ネットワーク内で
ドメインネームサーバー（
DNS ）が実行されていること。
• サブドメインの DNS 解決をクラスタにダイレクトするための DNS 参
照を確立する
DNS エントリ があること。
• クラスタのパブリックネットワーク上で DHCP サービスが実行されて
いること。
• 各ノードの仮想 IP に 1 つの IP アドレスを、 SCAN が使用するクラス
タ用に
3 つの IP アドレスを提供するために、 DHCP に十分なアドレス
があること。
1 つのクラスタ内のさまざまなインタフェース、 IP アドレスの設定、
および解決を
表 2-2 に示します。
表 2-2. GNS を使用したクラスタ内の IP アドレス設定
インタフェース タイプ 解決
パブリック 静的
/etc/hosts
プライベート 静的 不要
ノードの仮想
IP
DHCP GNS
GNS
の仮想 IP 静的
DNS
SCAN
の仮想 IP
DHCP GNS