Owner's Manual
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Oracle
®
RAC データベース用のストレージおよびネットワークの設定
プライベートネットワークの設定とチーム化
クラスタを展開する前に、各クラスタノードにプライベート IP アドレ
スとホスト名を割り当てます。この手順により、ノードがプライベート
インタフェースを通じて確実に通信できるようになります。
2 ノードクラスタのネットワーク設定の例を 表 6-2 に示します。
メモ: この例では、すべてのクラスタノードのホストファイルにすべて
の IP アドレスが登録されています。
メモ: プライベートネットワーク用の 2 個の接続済み NIC ポートは、別々
の PCI バス上に置かれている必要があります。たとえば、ボンディング済
みのペアは、1 枚のオンボード NIC カードと 1 枚のアドオン NIC カードで
構成される場合があります。
表 6-1. NIC のポート割り当て
NIC ポート 利用可能なポート 3 個 利用可能なポート 4 個
1
パブリック
IP
および仮想
IP
パブリック
IP
2
プライベート
IP
(
NIC
チーム) プライベート
IP
(
NIC
チーム)
3
プライベート
IP
(
NIC
チーム) プライベート
IP
(
NIC
チーム)
4-
仮想
IP
表 6-2. 2 ノードクラスタのネットワーク設定の例
ホスト名 タイプ IP アドレス 登録
rac1
パブ
リック
155.16.170.1 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
rac2
パブ
リック
155.16.170.2 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
rac1-vip
仮想
155.16.170.201 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
rac2-vip
仮想
155.16.170.202 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
rac1-priv
プライ
ベート
10.10.10.1 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
rac2-priv
プライ
ベート
10.10.10.2 %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts