Owner's Manual
Oracle
®
RAC データベース用のストレージおよびネットワークの設定
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Oracle
®
RAC データベース
(10gR2/11gR1)用のストレージ
(記憶域)およびネットワー
クの設定
本項では、ネットワークとストレージの設定について説明します。
•
パブリックおよびプライベートネットワークの設定。
•
ストレージ構成の確認。
•
Oracle Clusterware
および
Oracle
データベース用の共有ストレージ
の構成。
メモ: Oracle RAC 10g R2/11g R1 は、順序化された一連の手順を必要とする
複雑なデータベース設定です。ネットワークとストレージを最小限の時間
で設定するには、以下の手順を順番に実行してください。
パブリックおよびプライベートネットワーク
の設定
メモ: クライアント接続および接続のフェイルオーバーのために、固有
のパブリックおよびプライベート IP アドレスを 1 つと、仮想 IP アドレス
としての機能を果たす追加のパブリック IP アドレスを 1 つ、各ノードに設
定する必要があります。仮想 IP アドレスはパブリック IP アドレスと同じ
サブネットに属していなければなりません。仮想 IP アドレスを含むすべ
てのパブリック IP アドレスは、ドメインネームサービス(DNS)に登録す
る必要があります。DNS サーバーが利用できない場合は、IP アドレスをす
べてのクラスタノード上のホストファイルに登録する必要があります。
利用可能な NIC ポートの数に応じて、表 6-1 に示すとおりにパブリッ
クおよびプライベートインタフェースを設定します。