Owner's Manual
EqualLogic PS
シリーズのストレージシステム用の
iSCSI
クラスタのセットアップ
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図 5-2 に示すように、oracle-group という名前のグループには
PS5000XV のメンバー 3 つが含まれています。
•
oracle-member01
•
oracle-member02
•
oraclemember03
初期化済みのメンバーは、RAID 10、RAID 5、または RAID 50 のいず
れかに構成できます。EqualLogic
アレイの初期化の詳細については、
Dell EqualLogic の『ユーザーズガイド』を参照してください。
PS シリーズのストレージグループは、複数の階層またはプールに分割
できます。ストレージを階層化すると、ディスクリソースをより自在に
割り当てることができるようになります。メンバーを同時に複数のプー
ルに割り当てることはできません。メンバーをプールに割り当てたり、
別のプールに移動する操作は簡単に行うことができ、データの可用性に
何ら影響はありません。プールは、ディスクのタイプ、速度、RAID レ
ベル、アプリケーションのタイプなど、さまざまな基準に従って組むこ
とができます。
図 2-2 では、プールはメンバーの RAID レベルに従って組まれてい
ます。
•
RAID-10
という名前のプールは、
RAID 10
のメンバーで構成されて
います。
•
RAID-5
という名前のプールは、
RAID 5
のメンバーで構成されてい
ます。
ボリュームの作成
データを保存する前に、PS5000XV の物理ディスクを設定して、
ボリュームと呼ばれる使用可能なコンポーネントにする必要があり
ます。ボリュームはストレージプールを構成する一部であり、特定
のサイズ、アクセスコントロール、その他の属性を持っています。
ボリュームは複数のディスクとグループメンバー間に分散させるこ
とができ、ネットワーク上では iSCSI ターゲットとして認識されます。
ボリュームはプールに割り当てられます。別のプールに移動すること
も容易で、データの可用性に何ら影響はありません。また、プール
内のストレージハードウェアリソースの総合的な負荷に基づいて、
プール内で自動データ配置と自動負荷バランシングが行われます。