Owner's Manual
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プールは、ディスクのタイプ、速度、
RAID
レベル、アプリケーションのタ
イプなど、さまざまな基準に従って組むことができます。図
2
では、プール
はメンバーの
RAID
レベルに従って組まれています。すなわち、
RAID-10
と
いう名前のプールは
RAID 10
のメンバーで構成され、
RAID-5
という名前の
プールは
RAID 5
のメンバーで構成されています。
ボリュームの作成
データを保存する前に、
PS5000XV
の物理ディスクを設定して、ボリューム
と呼ばれる使用可能なコンポーネントにする必要があります。ボリュームは
ストレージプールを構成する一部であり、特定のサイズ、アクセスコント
ロール、その他の属性を持っています。ボリュームは複数のディスクとグ
ループメンバー間に分散させることができ、ネットワーク上では
iSCSI
ター
ゲットとして認識されます。ボリュームはプールに割り当てられます。別の
プールに移動することも容易で、データの可用性に何ら影響はありません。
また、プール内のストレージハードウェアリソースの総合的な負荷に基づい
て、プール内で自動データ配置と自動負荷バランシングが行われます。
表
4
はボリューム構成の一例を示したものです。
PS5000XV
アレイ内にボ
リュームを作成し、すべてのホスト
iSCSI
ネットワークインタフェースがボ
リュームにアクセスできるようにアクセスリストを作成します。
表 4. Oracle RAC 構成用のボリューム
ボリューム 最小サイズ
RAID
パーティショ
ンの数
使用目的 OS マッピング
第 1 領域ボ
リューム
1024 MB 10
1 つの拡張パー
ティションに 2
つの論理ドライ
ブ - 投票ディスク
に 50 MB、OCR
に 120 MB
投票ディスク
および
Oracle
Cluster
Registry
(OCR)
1 つの拡張パー
ティションに 2
つの論理ドラ
イブ:
投票ディス
ク x 1、
OCR x 1
第 2 領域ボ
リューム
データベース
よりも大きい
こと
10 1
データ ASM ディスクグ
ループ
DATABASEDG
第 3 領域ボ
リューム
第 2 領域ボ
リュームのサ
イズの 2 倍
以上
51
フラッシュリ
カバリ領域
ASM ディスク
グループ
FLASHBACKDG