Owner's Manual

ホストのデータベースストレージ(記憶域)の設定 369
ASM を使用して Oracle Database およびリカバリファイル用の共
有ストレージディスクを設定する方法
メモ 本項で説明する手順は、OS のインストールとハードウェアの
けガイド』Oracle データベースをインストールするための OS の設定」
に記されている手順が実行済みであることが提になっています。同ガ
イドはデルサポートサイト support.dell.com/manuals で入手できます。
ASM 用のディスク設定には、ブロックデバイスまたは ORACLEASM
イブラリドライバのいずれかを使用できます。
ブロックデバイスを使用してディスクを ASM 用に設定する方法
1
root
としてログインします。
2
最初のノードで、
fdisk
を使用して、データベースファイルとリカ
バリファイルに使用するディスクデバイスに、ディスク全体にまた
がる単一のプライマリパーティションを作成します。
3
permissions.ini
ファイルに
asm1
asm2
のディスクデバイスを
追加します。このファイルは、
/dell-oracle-deployment/scripts/
ディレクトリにあります。
367
ページの「ブロックデバイスを使用して
Oracle Clusterware
の共有ストレージディスクを設定する方法」で実行した手順によっ
てこのファイルにすでに存在する
Clusterware
設定を必ず持して
ください。
たとえば、データベースファイル用とリカバリファイル用のそれぞ
れに関して、
ASM1
ASM2
のディスクデバイスが
/dev/emcpowerc1
/dev/emcpowerd1
なら、
permissions.ini
ファイルは次のように変更されます。
[asm]
asm1=/dev/emcpowerc1
asm2=/dev/emcpowerd1
/dev/emcpowere1
を使用して
ASM
ディスクデバイス
ASM3
を追加するには、次のように入力してセッションにエントリを追加
します。
asm3=/dev/emcpowere1
4
permissions.ini
ファイルを設定したら、
/dell-oracle-
deployment/scripts/
フォルの下にある
permissions.py
スクリ
プトを実行します。
./permissions.py