Owner's Manual

ネットワークの設定 313
ボンディングを使用したプライベートネット
ワークの設定
クラスタを導入する前に、プライベートクラスタネットワークを設定
し、ノード間で通信できるようにします。このためには、ネットワーク
ボンディングを設定して、プライベート IP アドレスとホスト名をクラ
スタ内の各ノードに割り当てます。
Broadcom
®
または
Intel
®
NIC でネットワークボンディングを行い、
プライベートネットワークを設定するには、各ノードで次の手順を実行
します。
1
root
としてログインします。
2
/etc/modprobe.conf
ファイルに、次の行を追加します。
alias bond0 bonding
3
可用性を高めるためには、
/etc/modprobe.conf
ファイルを編集し
て、
リンク監視
オプションを設定します。
miimon
のデフォルト値は
0
です。デフォルト値では、リンクの監
視は行われません。まず、値を
100
ミリ秒に変更しておき、
必要に
応じて調整してパフォーマンスを改善します。たとえば、次のよう
に入力します。
options bonding miimon=100 mode=6 max_bonds=2
4
/etc/sysconfig/network-scripts/
ディレクトリで、
ifcfg-bond0
設定ファイルを作成または編集します。
たとえは、サンプルネットワークのパラメータを使った場合、ファ
イルは次のようになります。
DEVICE=bond0
IPADDR=192.168.0.1
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.0.0
BROADCAST=192.168.0.255
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
USERCTL=no
NETMASK
NETWORK
、および
BROADCAST
の入力はオプション
です。
DEVICE=
bondn
のボンド名は必須です。
n
はボンドの番号を
表します。
IPADDR
はプライベート
IP
アドレスです。
bond0
を仮想デバイスとして使用するには、スレーブとしてボン
ディングされるデバイスを指定する必要があります。