Owner's Manual
344
Oracle RAC 用のストレージ、Oracle ユーザー等価、およびネットワークの設定
Linux システム用のディスクパーティション
の調整
注意: Linux を使用しているシステムでは、データを LUN/ 仮想ディスクに
書き込む前にパーティションテーブルを揃えます。パーティションマップ
が書き換えられ、LUN/ 仮想ディスク上のすべてのデータが破棄されます。
例:fdisk ユーティリティの引数
次の例では、
fdisk
ユーティリティの引数を示します。この例では、
LUN
が
/dev/emcpowera
にマップされ、
LUN
ストライプエレメント
のサイズは
128
ブロックです。
メモ: この例では、ディスク /dev/emcpowera にはプライマリパーティ
ション /dev/emcpowera1 が作成済みです。PowerVault MD3000/MD3000i ま
たは EqualLogic ストレージアレイの場合、この処理は /dev/sdb1 に対
して実行されます。
fdisk /dev/emcpowera
メモ: 以下の手順を実行する前に、/dev/emcpowera 上にパーティション
を作成します。
x # expert mode(エキスパートモード)
b # adjust starting block number(開始ブロック番号を調整)
1 # choose partition 1(パーティション 1 を選択)
128 # set it to 128
(128 に設定(128 は Dell\EMC CX シリーズのファイバーチャネルスト
レージ上のストライプエレメントのデフォルトサイズ))
w # write the new partition
(新しいパーティションの書き込み)
この fdisk 方式は、スナップショット、クローン、または MirrorView
イメージが作成される LUN には、LUN 配置オフセット方式よりも優れ
ています。また、SAN Copy のソースとターゲットにも適しています。