Owner's Manual
EqualLogic PS
シリーズのストレージシステム用の
iSCSI
クラスタのセットアップ
321
Dell EqualLogic PS シリーズのストレージグループは、複数の階層また
はプールに分割できます。ストレージを階層化すると、ディスクリソー
スをより自在に割り当てることができるようになります。メンバーを
同時に複数のプールに割り当てることはできません。メンバーをプー
ルに割り当てたり、別のプールに移動する操作は簡単に行うことがで
き、データの可用性に何ら影響はありません。プールは、ディスクの
タイプ、速度、RAID レベル、アプリケーションのタイプなど、さまざ
まな基準に従って組むことができます。
図 5-2 では、プールはメンバーの RAID レベルに従って組まれてい
ます。
•
RAID-10
という名前のプールは、
RAID 10
のメンバーで構成されて
います。
•
RAID-5
という名前のプールは、
RAID 5
のメンバーで構成されてい
ます。
ボリュームの作成
データを保存する前に、Dell EqualLogic PS5000XV ストレージアレイ
の物理ディスクを設定して、ボリュームと呼ばれる使用可能なコンポー
ネントにする必要があります。ボリュームはストレージプールを構成す
る一部であり、特定のサイズ、アクセスコントロール、その他の属性を
持っています。ボリュームは、複数のディスクとグループメンバー間に
分散させることができます。ボリュームは、ネットワーク上では iSCSI
ターゲットとして表示されます。ボリュームはプールに割り当てられ
ます。別のプールに移動することも容易で、データの可用性に何ら影響
はありません。また、プール内のストレージハードウェアリソースの総
合的な負荷に基づいて、プール内で自動データ配置と自動負荷バランシ
ングが行われます。