Owner's Manual
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Oracle 11g RAC 用のストレージ(記憶域)およ
びネットワークの設定
本項では、シードデータベースを実行するファイバーチャネル、
iSCSI
、また
は直接接続
SAS
クラスタのセットアップに関する情報と手順を示します。
•
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
•
OCFS2
または
ASM
を使用して
Oracle Clusterware
およびデータベース
用の共有ストレージを設定する方法
Oracle 11g RAC
は、順序化された一連の手順を必要とする複雑なデータベー
ス設定です。ネットワークとストレージを最小限の時間で設定するには、以
下の手順を順番に実行してください。
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
本項ではパブリックおよびプライベートのクラスタネットワークの設定手順
について説明します。
メモ: クライアント接続および接続のフェイルオーバーのために、固有のパ
ブリックおよびプライベート IP アドレスを 1 つと、仮想 IP アドレスとしての
機能を果たす追加のパブリック IP アドレスを 1 つ、各ノードに設定する必要
があります。仮想 IP アドレスはパブリック IP と同じサブネットに属していな
ければなりません。仮想 IP アドレスを含むすべてのパブリック IP アドレスは、
ドメインネームシステム(DNS)に登録する必要があり、ルータブルでなけ
ればなりません。
利用可能な
NIC
ポートの数に応じて、表
5
に示すとおりにインタフェースを
設定します。
表 5. NIC のポート割り当て
NIC ポート 利用可能なポート 3 個 利用可能なポート 4 個
1
パブリック IP および
仮想 IP
パブリック IP
2
プライベート IP(ボンディ
ング済み)
プライベート IP(ボンディング
済み)
3
プライベート IP(ボンディ
ング済み)
プライベート IP(ボンディング
済み)
4-
仮想 IP