Owner's Manual
導入ガイド 217
トラブルシューティングのその他の問題
Windows Server 2003
オペレーティングシステムと
Oracle 10
g
R2
ソフトウェアを導入して使用す
る際に発生する可能性のある問題について、推奨する対処方法を
表
1-9
に示します。
表 1-9 トラブルシューティング
カテゴリ 問題 / 症状 原因 推奨する対応処置
NIC のチーミ
ング
Broadcom NIC
のチーミングに
エラーが発
生する
NIC のチーミングにエラーが発生
すると、以下の事象が順に起こる
場合がある。
1
NIC
のチーミングで使用された
Broadcom NIC
の
1
つにエラー
が発生するか、または無効にな
る。
2
番目の
NIC
が利用できる
ため、プライベートネットワー
クは
2
番目の
NIC
の働きにより、
このノード上で依然として有効
である。
2
1
番目の
NIC
がまだダウンして
いるか、無効な時に、チーミン
グ内の
2
番目の
NIC
にもエラー
が発生するか、または無効にな
る。この場合、このノードのプ
ライベートネットワークは完全
にダウンする。このノードのプ
ライベート
IP
アドレスは
ping
コマンドによる確認ができない。
3
エラーが発生したか、または無
効になった
2
番目の
NIC
が有効
になっても、このノードのプラ
イベートネットワークは非アク
ティブ状態のままである。
メモ: プライベートネットワーク
がアクティブにならないのは、エ
ラーの発生した 2 番目の NIC が有
効になった場合のみです。エラー
の発生した 1 番目の NIC が有効に
なると、プライベートネットワー
クはアクティブになります。
この問題の原因である可能性が最も高
いのは、お使いのスイッチのスパニン
グツリープロトコルです。スパニング
ツリープロトコルが原因である場合、
この問題の対処法は 3 つあります。
•
スイッチの
スパニングツリー
をオフ
にする。
•
チーム化された
NIC
が取り付けられ
ているスイッチのポートで
Port Fast
Learning
(または同等の機能。ス
イッチのブランドによって名前が異な
る場合がある)を有効にする。
•
チームを右クリックし、
Enable
LiveLink
(
LiveLink
の有効化)を選
択し、画面の指示に従うことで、
Broadcom
の
LiveLink
機能を使用す
る。
メモ: 推奨のソリューションによって
上記の問題が解決する場合があります
が、スイッチの Port Fast Learning を有効
にしたりスパニングツリーをオフにす
ることで発生する可能性のある影響や
問題にも注意してください。