Owner's Manual
234 導入ガイド
トラブルシューティングのその他の問題
Windows Server 2003 OS
と
Oracle 10
g
R2
ソフトウェアを導入して使用する際に発生する可能性
のある問題について、推奨する対処方法を
表
1-10
に示します。
表 1-10. トラブルシューティング
カテゴリ 問題 / 症状 原因 推奨する対応処置
NIC のチー
ミング
Broadcom NIC
のチーミング
にエラーが発
生する。
NIC のチーミングにエラーが発生
すると、以下の事象が順に起こる
場合がある。
1
NIC
のチーミングで使用された
Broadcom NIC
の
1
つにエラー
が発生するか、または無効にな
る。
2
番目の
NIC
が利用できる
ため、プライベートネットワー
クは
2
番目の
NIC
の働きにより、
このノード上で依然として有効
である。
2
1
番目の
NIC
がまだダウンして
いるか、無効な時に、チーミン
グ内の
2
番目の
NIC
にもエラー
が発生するか、または無効にな
る。そのため、このノードのプ
ライベートネットワークは完全
にダウンする。このノードのプ
ライベート
IP
アドレスは
ping
コマンドによる確認ができない。
3
エラーが発生したか、または無
効になった
2
番目の
NIC
が有効
になっても、このノードのプラ
イベートネットワークは非アク
ティブ状態のままである。
メモ:
プライベートネットワーク
がアクティブにならないのは、エ
ラーの発生した 2 番目の NIC が有効
になった場合のみです。エラーの発
生した 1 番目の NIC が有効になると、
プライベートネットワークはアク
ティブになります。
この問題の原因である可能性が最も高
いのは、お使いのスイッチのスパニン
グツリープロトコルです。スパニング
ツリープロトコルが原因である場合、
この問題の対処法は 3 つあります。
•
スイッチの
スパニングツリー
をオフ
にする。
•
チーム化された
NIC
が取り付けられて
いるスイッチのポートで
Port Fast
Learning
(または同等の機能。スイッ
チのブランドによって名前が異なる場
合がある)を有効にする。
•
チームを右クリックし、
Enable
LiveLink
(
LiveLink
の有効化)を選
択し、画面の指示に従うことで、
Broadcom
の
LiveLink
機能を使用する。
メモ:
推奨のソリューションによって
NIC のチーミングの問題が解決する場合
もありますが、スイッチの Port Fast
Learning を有効にしたりスパニングツ
リーをオフにすることで混乱や問題が発
生する可能性もあります。