Owner's Manual

400 ホストのデータベースストレージの設定
Oracle Clusterware 用には raw デバイスを使用し、データベース
およびリカバリファイル用には ASM を使用して、共有ストレー
ジディスクを設定する方法
メモ: デルでは、Oracle Clusterware ディスクには raw デバイスを使用し、
データベースとリカバリディスクには ASM を使用する構成は、Red Hat
Enterprise Linux 4 または Oracle Enterprise Linux 4 でのみサポートしています。
Red Hat Enterprise Linux 5 または Oracle Enterprise Linux 5 での共有ストレージ
ディスクの設定については、
403 ページの「Oracle Clusterware 用にはブ
ロックデバイスを使用し、データベースおよびリカバリファイル用には
ASM を使用して、共有ストレージディスクを設定する方法」を参照して
ください。
raw デバイスを使用して Oracle Clusterware 用の共有ストレージディスクを
設定する方法
1
最初のノードで、
fdisk
ユーティリティを使って、外付けストレー
ジデバイスに
6
つのパーティションを作成します。
fdisk /dev/emcpowerX
と入力して、
Oracle Cluster Repository
OCR
投票ディスク、および
Oracle
システムパラメータファイル
のそれれに
300 MB
のパーティションを
6
つ作成します。
2 more /proc/partitions
と入力して、新しいパーティションを
確認します。
/proc/partitions
ファイル内に新しいパーティション
が表示されない場合は、すべてのノードで次のように入力します。
sfdisk -R /dev/< デバイス名 >
3
ファイバーチャネルクラスタ内のすべてのノードで、
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを編集し、以下の行を追加し
ます。
/dev/raw/votingdisk1 /dev/emcpowera1
/dev/raw/votingdisk2 /dev/emcpowera2
/dev/raw/votingdisk3 /dev/emcpowera3
/dev/raw/ocr1.dbf /dev/emcpowera4
/dev/raw/ocr2.dbf /dev/emcpowera5
/dev/raw/spfile+ASM.ora /dev/emcpowera6
メモ: PowerPath 擬似デバイス上の 3 つのパーティションがノード間で
していない場合は、一貫するように /dev/sysconfig/rawdevices 設定ファイ
ルを修正します。
4
スクリプト
/etc/udev/scripts/raw-dev.sh
および
/etc/udev/rules.d/60-rawdevices.rules
があることを確認します。