Deployment Guide

導入ガイド 331
トラブルシューティング
Red Hat Enterprise Linux
および
Oracle
ソフトウェアの導入と使用にあたって発生するのあ
る問題と対方法を表
1-8
に示します。
1-8 トラブルシューティング
カテゴリ 問題 / 症状 原因 推奨される対応措置
パフォー
マンスと
安定性
Red Hat Enterprise
Linux のパフォーマ
ンスと安定性が良
くない。スワッ
プスペースの使
用が多すぎる。
SGAOracle System
Global Areaが推奨サ
イズを超えている。
SGA
サイズがシステム
RAM
合計容量の
65%
を超えないようにします。
コマンドプロンプトで
free
と入力して総メモリ容
量を確認し、総メモリに応じて
Oracle
パラメータファイル内のパラメータ
db_cache_size
shared_pool_size
の値を小さくします。
パフォー
マンスと
安定性
Oracle アラー
トファイル内に
インタフェー
スタイプ不明
の警告がある。
システムパフォ
ーマンスの低下。
パブリックインタフェ
ースがクラスタ通信に
設定されている(プライ
ベートインタフェース)
1 つのノードで次の手順を実行して、クラス
タの通信にプライベートインタフェー
スを強制します。
1
oracle
としてログインします。
2
コマンドプロンプトから
sqlplus
"/ as sysdba"
と入力します。
SQL>
プロンプトが表示されます。
3
SQL>
プロンプトで次の各行を入力します。
alter system set
cluster_interconnects=’
< プライベート IP アドレス node1>’
scope=spfile sid=’<SID1>’
alter system set
cluster_interconnects=’
< プライベート IP アドレス node2>’
scope=spfile sid=’<SID2>’
クラスタ内の各ノードでこれらの行の入力を繰
り返します。
4
次のように入力して、すべてのノ
ードでデータベースを再起動します。
srvctl stop database –d <dbname>
srvctl start database –d <dbname>
5
/opt/oracle/admin/<
db
>/bdump/alert_<
SID
>.log
ファイルを開き、プライベート
IP
アドレスがす
べてのインスタンスで使用されていることを確
認します。