Deployment Guide

286 導入ガイド
システムの保護
システムへの正なアクセスを防ぐために、
Oracle
ソフトウェアのインストール後は
rsh
を無効に
することをおめします。次のように入力して、
rsh
を無効にします。
chkconfig rsh off
ストレージ構成の確認
クラスタの設定に、ファイバーチャネルストレージにパーティションを作成します。パーティ
ションを作成するには、すべてのクラスタノードが外付けストレージデバイスを検出できるように
する必要があります。各ノードが各ストレージ
LUN
または論理ディスクを検出できることを確認
するには、次の手順を実行します。
1
Dell | EMC
ファイバーチャネルストレージでは、
EMC Navisphere
®
エージェントと正しい
バージョンの
PowerPath
(表
1-6
を参照)が各ノードにインストールされていて、
Navisphere
エージェントソフトウェアに正しいストレージグループが割り当てられている
ことを確認します。手順については、
Dell | EMC
ファイバーチャネルストレージを参照し
てください。
メモ: この作業はクラスタをインストールしたデルの公認技術者によって実行されています。
ソフトウェアをノードにインストールする場合は、この手順を完了する必要があります。
2
ストレージデバイスとクラスタノードが正しくファイバーチャネルスイッチ(図
1-1
および
1-4
を参照)に接続されていることを目視点検します。
3
root
としてログインしていることを確認します。
4
各ノードで、次のように入力します。
more /proc/partitions
ノードは、
LUN
または論理ディスク、およびこれらの外付けデバイス上で作成されたパーティ
ションを検出し、表示します。
メモ: 一覧のデバイスはストレージの設定によって異なります。
ノードで検出された
LUN
または論理ディスクが、これらの外付けデバイスに作成されたパー
ティションとともに一覧表示されます。この一覧には、
PowerPath
仮想デバイスが
/dev/emcpowera
/dev/emcpowerb
/dev/emcpowerc
のように表示されます。
5
/proc/partitions
ファイル内で、以下のことを確認します。
すべての
PowerPath
擬似デバイスが、類似するデバイスパスを持つファイル内に表示されて
いること。たとえば、
/dev/emcpowera
dev/emcpowerb
、および
/dev/emcpowerc
です。
ファイバーチャネル
LUN
SCSI
Small Computer System Interface
)デバイスとして表示され、
各クラスタノードが同数の
LUN
で構成されていること。
たとえば、ノードが
3
つの論理ディスクをつファイバーチャネルストレージデバイス
に取り付けられた
SCSI
ドライブまたは
RAID
コンテナで構成されている場合、
sda
はノードの
RAID
コンテナまたは内蔵ドライブを識別し、
emcpowera
emcpowerb
および
emcpowerc
LUN
(または
PowerPath
擬似デバイス)を識別します。