Deployment Guide
282 導入ガイド
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
本項ではパブリックおよびプライベートのクラスタネットワークの設定手順について説明します。
メモ: クライアント接続および接続のフェイルオーバーのために、固有のパブリックおよび
プライベート IP アドレスを 1 つと、仮想 IP アドレスとしての機能を果たす追加のパブリック IP ア
ドレスを 1 つ、各ノードに設定する必要があります。仮想 IP アドレスはパブリック IP と同じサブ
ネットに属していなければなりません。仮想 IP アドレスを含むすべてのパブリック IP アドレスは
DNS に登録する必要があります。
利用可能な
NIC
ポートの数に応じて、表
1-5
に示すとおりにインタフェースを設定します。
メモ:
Oracle Installer では、すべてのクラスタノードでパブリックインタフェース名とプライベ
ートインタフェースのボンド名を同じにする必要があります。パブリックインタフェースが異な
る場合は、ボンディングを使用してネットワークインタフェースを分離し、これを Oracle のインスト
ールに使用するという解決方法があります。
パブリックネットワークの設定
パブリックネットワークが未設定の場合は、各ノードで次の手順を実行して設定します。
1
root
としてログインします。
2
ネットワークデバイスファイル
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth#
を編集します
(
#
はネットワークデバイスの番号を表します)。ファイルの設定は次のとおりです。
DEVICE=eth0
ONBOOT=yes
IPADDR=< パブリック IP アドレス >
NETMASK=< サブネットマスク >
BOOTPROTO=static
HWADDR=<MAC アドレス >
SLAVE=no
表 1-5 NIC のポート割り当て
NIC ポート 利用可能なポート 3 つ 利用可能なポート 4 つ
1
パブリック IP および仮想 IP パブリック IP
2
プライベート IP(ボンディン
グ済み)
プライベート IP(ボンディング
済み)
3
プライベート IP(ボンディン
グ済み)
プライベート IP(ボンディング
済み)
4
なし 仮想 IP