Owner's Manual

276 導入ガイド
OCFS を使用した共有ストレージの構成
CRS 、クォーラム、またはデータベースの各ファイルに OCFS （ Oracle Cluster File System ）を使用
する場合は、新しいノードが既存のノードと同様にクラスタファイルシステムにアクセスできるよ
うにします。
1 新しいノードで /etc/fstab ファイルを編集して、既存のノードに表示されるのとまったく同じ
ように
OCFS ボリューム情報を追加します。
たとえば、次のとおりです。
/dev/emcpowera1 /u01 ocfs _netdev 0 0
/dev/emcpowerb1 /u02 ocfs _netdev 0 0
/dev/emcpowerc1 /u03 ocfs _netdev 0 0
2
既存のノードと同様に、新しいノードに OCFS マウントポイントを作成します（たとえば、
/u01 、 /u02 、および /u03 ）。
3 以下の手順で ocfstool を実行して、 OCFS 設定ファイル /etc/ocfs.conf を作成します。
a startx と入力して X Window System を起動します。
b ターミナルウィンドウを開き、次のように入力します。
ocfstool
c メニューから Too ls をクリックして、次に Generate Config をクリックします。
d ノードのプライベート IP アドレスとプライベートホスト名を入力して、 OK をクリックし
ます。
e 終了 をクリックします。
4 以下のコマンドを入力して、 OCFS モジュールをロードし、 /etc/fstab ファイルの一覧にある
すべてのボリュームをマウントします。
/sbin/load_ocfs
mount -a -t ocfs
クラスタウェア層への新しいノードの追加
1 oracle としてログインします。
2 既存のノードの 1 つで、 /opt/oracle/product/10.1.0/crs_1/oui/bin ディレクトリから
addNode.sh と入力して Oracle Universal Installer を起動します。
3 ようこそ ウィンドウで 次へ をクリックします。
4 Specify Cluster Nodes for Node Addition （ノード追加のためのクラスタノードの指定）
ウィンドウで、新しいノードのパブリックとプライベートのノード名を入力して、
次へ をク
リックします。
すべてのネットワークとストレージの確認テストに問題がなければ、
Node Addition
Summary
（ノード追加のサマリー）ウィンドウが表示されます。