Owner's Manual

導入ガイド 275
ASM を使用した共有ストレージの構成
ASM
を使用する場合は、新しいノードが既存のノードと同じ権限
ASM
ディスクにアクセスでき
るよにする必要があります。
ASM
ディスクを設定するには、以下の手順を実行します。
1
root
としてログインします。
2
既存のノードが
raw
デバイスを使用して設定されていない場合は、手順
3
みます。
既存のノードが
CRS
用の
raw
デバイスを使用して設定されている場合は、次の手順を実行し
ます。
a
以下の各コマンドを入力して、
raw
キャラクタによるデバイスを変更し、識別可能にし
ます。
mv /dev/raw/raw1 /dev/raw/votingdisk
mv /dev/raw/raw2 /dev/raw/ocr.dbf
mv /dev/raw/raw3 /dev/raw/spfile+ASM.ora
b
次の各コマンドを入力して、
Cluster Repository
投票ディスクに
oracle
ユーザーの
オーーシップを設定します。
chown oracle.dba /dev/raw/votingdisk
chown oracle.dba /dev/raw/ocr.dbf
chown oracle.dba /dev/raw/spfile+ASM.ora
3
次の各コマンドを入力して、
raw
キャラクタによるデバイスを変更し、既存のノードで設定
されたデバイスとして識別できるよにします。
mv /dev/raw/raw4 /dev/raw/ASM1
mv /dev/raw/raw5 /dev/raw/ASM2
4
次のコマンドを入力して、データファイルディスクとフラッシュバックリカバリディスクに
oracle
ユーザーのオーーシップを設定します。
chown oracle.dba /dev/raw/ASM1
chown oracle.dba /dev/raw/ASM2
5
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを、既存のノードの
1
つから新しいノードの同
にコピーします。
6
次のよに入力します。
chown oracle.dba /dev/raw/ASM*
7
service rawdevices restart
と入力して
Raw Devices Service
を再起動します。