Owner's Manual
274 導入ガイド
oracle ユーザーパスワードの設定
システム保護のために、
oracle
ユーザーにはパスワードを設定することを強くお勧めします。
以下の手順に従って、
oracle
のパスワードを設定します。
1
root
としてログインします。
2
passwd oracle
と入力し、画面の指示に従って
oracle
のパスワードを設定します。
ノードの追加と削除
本項では既存のクラスタにノードを追加する手順とクラスタからノードを削除する手順について説
明します。
既存のクラスタにノードを追加するには、以下の手順を実行します。
•
ネットワーク層にノードを追加します。
•
共有ストレージを構成します。
•
クラスタウェア、データベース、およびデータベースインスタンスの各層にノードを追加
します。
既存のクラスタからノードを削除するには、追加の手順を逆にして、データベースインスタンス、
データベース、そしてクラスタウェアの各層からノードを削除する必要があります。
既存のクラスタにノードを追加する方法の詳細については、
Oracle
のウェブサイト
oracle.com
に
あるマニュアル『
Oracle Real Application Clusters 10g Administration
』を参照してください。
ネットワーク層への新しいノードの追加
ネットワーク層に新しいノードを追加するには、以下の手順を実行します。
1
新しいノードに
Red Hat Enterprise Linux
オペレーティングシステムをインストールします。
「
Red Hat Enterprise Linux
のインストールおよび設定」を参照してください。
2
新しいノードのパブリックおよびプライベートネットワークを設定します。「パブリックおよ
びプライベートネットワークの設定」を参照してください。
3
各ノードがストレージ
LUN
または論理ディスクを検出できることを確認します。
「ストレージ構成の確認」を参照してください。
新しいノードの共有ストレージの構成
既存の
RAC
データベースを新しいノードに拡張するには、ストレージを既存のノードと同様にする
ため、新しいノード用にストレージの構成を行います。本項では、
ASM
または
OCFS
を使用した場
合の適切な手順を説明します。