Owner's Manual
導入ガイド 269
Oracle ASM を使用したデータベース記憶域の設定
ASM
を使用してストレージシステムを設定するには、以下の手順を実行します。
以下の例では、データベースファイル用のディスクグループ
1
つ、およびフラッシュバックリカバ
リとアーカイブログファイル用のディスクグループ
1
つをそれぞれ作成するために利用できる
2
つ
のストレージデバイス(
sdb
および
sdc
)があることを前提とします。
1
root
としてログインします。
2
以下の各コマンドを入力して、
raw
キャラクタによるデバイス名を変更し、識別可能に
します。
mv /dev/raw/raw1 /dev/raw/ASM1
mv /dev/raw/raw2 /dev/raw/ASM2
chown oracle.dba /dev/raw/ASM1
chown oracle.dba /dev/raw/ASM2
3
fdisk /dev/sdb
と入力して、デバイス全体に対するプライマリパーティションを作成
します。
4
fdisk /dev/sdc
と入力して、デバイス全体に対するプライマリパーティションを作成
します。
5
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを編集して、次の各行を追加します。
/dev/raw/ASM1 /dev/sdb1
/dev/raw/ASM2 /dev/sdc1
6
service rawdevices restart
と入力して
Raw Devices Service
を再起動します。
Oracle Database 10g のインストール
Oracle Database 10
g
をインストールするには、以下の手順を実行します。
1
root
としてログインします。
2
root
ユーザーとして、『
Oracle Database 10g CD1
』にマウントします。
3
oracle
としてログインします。
4
oracle
ユーザーとして、
/mnt/cdrom/runInstaller
と入力して、
Oracle Universal
Installer
を起動します。
5
startx
と入力して
X Window System
を起動します。
6
ターミナルウィンドウを開き、次のように入力します。
xhost +
7
ようこそ
ウィンドウで
次へ
をクリックします。
8
ファイルの場所の指定
ウィンドウで
Oracle
ホームのパスが
/opt/oracle/product/10.1.0/db_1
になっていることを確認し、
次へ
をクリックします。