Owner's Manual
250 導入ガイド
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
本項ではパブリックおよびプライベートのクラスタネットワークの設定手順について説明します。
メモ: クライアント接続および接続のフェイルオーバーのために、固有のパブリックおよびプライ
ベート IP アドレスを 1 つと、仮想 IP アドレスとしての機能を果たす追加のパブリック IP アドレスを 1
つ、各ノードに設定する必要があります。仮想 IP アドレスはパブリック IP と同じサブネットに属して
いなければなりません。仮想 IP アドレスを含むすべてのパブリック IP アドレスは DNS に登録する必
要があります。
利用可能な
NIC
ポートの数に応じて、表
1-5
に示すとおりにインタフェースを設定します。
メモ: Oracle Installer では、すべてのクラスタノードでパブリックインタフェース名とプライベート
インタフェースのボンド名を同じにする必要があります。パブリックインタフェースが異なる場合
は、ボンディングを使用してネットワークインタフェースを分離し、これを Oracle のインストールに
使用するという解決方法があります。
パブリックネットワークの設定
パブリックネットワークが未設定の場合は、各ノードで次の手順を実行して設定します。
1
root
としてログインします。
2
ネットワークデバイスファイル
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth#
を編集します
(
#
はネットワークデバイスの番号を表します)。ファイルの設定は次のとおりです。
DEVICE=eth0
ONBOOT=yes
IPADDR=<Public IP Address>
NETMASK=<Subnet mask>
BOOTPROTO=static
HWADDR=<MAC Address>
SLAVE=no
3
/etc/sysconfig/network
ファイルを編集し、必要に応じて、
localhost.localdomain
を完全修飾パブリックノード名に変えます。
たとえば、ノード
1
の行は次のようになります。
HOSTNAME=node1.domain.com
表 1-5. NIC のポート割り当て
NIC ポート 利用可能なポート 3 つ 利用可能なポート 4 つ
1
パブリック
IP
および仮想
IP
パブリック
IP
2
プライベート
IP
(ボンディング済み) プライベート
IP
(ボンディング済み)
3
プライベート
IP
(ボンディング済み) プライベート
IP
(ボンディング済み)
4
なし 仮想
IP