Owner's Manual
導入ガイド 245
hugemem カーネルの設定
バッファキャッシュのサイズをデフォルト値の
1.7 GB
よりも大きくするために
Oracle RDBMS
を
設定するには、
Red Hat Enterprise Linux 3
の
hugemem
カーネルが必要です。
Red Hat Enterprise
Linux 3
の
hugemem
カーネルは
Dell Installer
によって自動的にインストールされます。このオプ
ションを有効にするには、ブートローダ設定ファイル
/etc/grub.conf
内のデフォルトブートパラ
メータを変更します。
メモ:
hugemem カーネルは、搭載 RAM が 16 GB 以下のシステムでは使用しないことをお勧めします。メ
モリがこれ以下のシステムでは、このカーネルに含まれているオーバーヘッドが原因でパフォーマンスが
低下する場合があります。
Red Hat Enterprise Linux の設定
1
root
としてログインします。
2
『
Dell Deployment CD 2
』を
CD
ドライブにセットし、以下のコマンドを入力します。
mount /dev/cdrom
/mnt/cdrom/install.sh
CD
の内容が
/usr/lib/dell/dell-deploy-cd
ディレクトリにコピーされます。コピー操作が完
了したら、
umount /dev/cdrom
と入力して、
CD
ドライブから
CD
を取り出します。
3
cd /dell-oracle-deployment/scripts/standard
と入力して、
『
Dell Deployment CD
』のスクリプトを含むディレクトリへ移動します。
メモ:
スクリプトによって、インストールされたコンポーネントのバージョン確認のため検索が行
われて、必要に応じてサポートされているバージョンレベルへのアップデートが行われます。
4
./005-oraclesetup.py
と入力して、
Red Hat Enterprise Linux
を
Oracle
インストール用
に設定します。
5
source /root/.bash_profile
と入力して、環境変数を起動します。
6
./010-hwCheck.py
と入力して、
CPU
、
RAM
、およびディスク容量が
Oracle
のインストー
ルに必要な最小要件を満たしていることを確認します。
スクリプトがパラメータが正しくないことを報告した場合は、ハードウェア構成を更新してか
ら、再度スクリプトを実行します。
7
./340-rpms_ocfs.py
と入力して、
Oracle Cluster File System
(
OCFS
)
Red Hat Package
Managers
(
RPM
)をインストールします(クラスタノードの場合はオプション)。
8
外付けストレージを接続します。