Owner's Manual
導入ガイド 303
Oracle RAC 10g のインストール
本項では
Oracle RAC 10
g
のインストール手順について説明します。これには
CRS
のインストール
および
Oracle Database 10
g
ソフトウェアのインストールが含まれます。クラスタを本番環境に配
置する前に、シードデータベースを作成してそのクラスタが正しく動作するかどうか確認すること
をお勧めします。
作業を開始する前に
インストール中のエラーを避けるために、すべてのノードでシステムクロックの設定を同一にして
ください。
お使いのノードのシステムクロックを
Network Time Protocol
(
NTP
)サーバーと同期化します。
NTP
サーバーにアクセスできない場合は、次の手順のいずれかを実行してください。
•
Oracle Database
ソフトウェアのインストールを実行するノードのシステムクロックが残りの
ノードよりも遅い時刻に設定されていることを確認します。
•
ノードの
1
つを
NTP
サーバーとして構成し、クラスタ内の残りのノードを同期化します。
Oracle Clusterware のインストール
1 root
としてログインします。
2
次のように入力して、
X Window System
を起動します。
startx
3
ターミナルウィンドウを開き、次のように入力します。
xhost +
4
『
Oracle Clusterware CD
』をマウントします。
5
次のように入力します。
<CD_mountpoint>/cluvfy/runcluvfy.sh stage -pre crsinst
-n node1,node2 -r 10gR2 -verbose
node1
および
node2
はパブリックホスト名です。
お使いのシステムが正しく構成されていない場合は、問題を解決してから上記の
runcluvfy.sh
コマンドを繰り返します。
お使いのシステムが正しく構成されると、次のメッセージが表示されます。
Pre-check for cluster services setup was successful on all the nodes.
(クラスタサービスセットアップのプリチェックがすべてのノードで成功しました)。
6
次のように入力します。
su - oracle