Owner's Manual
導入ガイド 301
ASM を使用してデータベース用の共有ストレージを設定する方法
ASM
を使用してクラスタの設定を行うには、すべてのノードで、以下の手順を実行します。
1 root
としてログインします。
2
すべてのノードで、次のように
fdisk
ユーティリティを使用して、別の
2
つの外付けストレージ
デバイスに
1
つずつパーティションを作成します。
a
次のように入力して、デバイス全体に対するプライマリパーティションを作成します。
fdisk /dev/emcpowerx
fdisk
ユーティリティのヘルプを表示するには、
h
と入力します。
b
次のように入力して、新しいパーティションが作成されていることを確認します。
cat /proc/partitions
新しいパーティションが見つからない場合は、次のように入力します。
sfdisk -R /dev/
<
デバイス名
>
メモ: ASM を使用した共有ストレージの設定には、RAW デバイスのインタフェースまたは
Oracle ASM ライブラリドライバのいずれかを使用できます。
RAW デバイスインタフェースを使用した共有ストレージの構成
1
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを編集して、ファイバーチャネルクラスタ用に以下の
行を追加します。
/dev/raw/ASM1 /dev/emcpowerb1
/dev/raw/ASM2 /dev/emcpowerc1
2
次のように入力して、
RAW
デバイスを作成します。
udevstart
3
次のように入力して、
RAW Devices Service
を再起動します。
service rawdevices restart
4
ASM
ディスク(たとえば、
ASM3
)をさらに追加するには、すべてのノードで
/etc/udev/scripts/raw-dev.sh
ファイルを編集し、以下に示すように該当する太字の項目を
追加します。
MAKEDEV raw
mv /dev/raw/raw1 /dev/raw/votingdisk
mv /dev/raw/raw2 /dev/raw/ocr.dbf
mv /dev/raw/raw3 /dev/raw/spfile+ASM.ora
mv /dev/raw/raw4 /dev/raw/ASM1
mv /dev/raw/raw5 /dev/raw/ASM2
mv /dev/raw/raw6 /dev/raw/ASM3
chmod 660
/dev/raw/{votingdisk,ocr.dbf,spfile+ASM.ora,ASM1,ASM2,ASM3}
chown oracle.dba
/dev/raw/{votingdisk,ocr.dbf,spfile+ASM.ora,ASM1,ASM2,ASM3}
ASM
ディスクをさらに追加するには、すべてのノードで
udevstart
と入力し、手順
4
を繰り返します。