Owner's Manual
導入ガイド 299
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最初のファイバーチャネルクラスタノードで、次のように
fdisk
を使用して、別の
2
つの外付
けストレージデバイスにそれぞれ
1
つずつパーティションを作成します。
a
次のように入力して、デバイス全体に対するプライマリパーティションを作成します。
fdisk /dev/emcpowerx
fdisk
ユーティリティのヘルプを表示するには、
h
と入力します。
b
次のように入力して、新しいパーティションが作成されていることを確認します。
cat /proc/partitions
c
新しいパーティションが見つからない場合は、次のように入力します。
sfdisk -R /dev/< デバイス名 >
メモ: 以下の手順では、サンプルの値として、マウントポイントには /u01、/u02、および /u03 を、
ラベルには u01、u02、および u03 を使用します。
6
いずれか
1
つのノード上で、
mkfs.ocfs2
コマンドユーティリティを使用して次のように
入力し、外部ストレージデバイスを、
4 K
ブロックサイズ、
128 K
クラスタサイズ、および
4
ノードスロット(ノードスロットとは、クラスタノード数のことです)としてフォーマッ
トします。
mkfs.ocfs2 -b 4K -C 128K -N 4 -L u01 /dev/emcpowera1
mkfs.ocfs2 -b 4K -C 128K -N 4 -L u02 /dev/emcpowerb1
mkfs.ocfs2 -b4K -C 128K -N 4 -L u03 /dev/emcpowerc1
メモ: クラスタのフォーマットパラメータの設定方法については、
http://oss.oracle.com/projects/ocfs2/dist/documentation/ocfs2_faq.html を参照してください。
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各ノードで、以下の手順を実行します。
a
各
OCFS
パーティション用にマウントポイントを作成します。この手順を実行するには、
次のように入力して、ターゲットパーティションのディレクトリを作成し、オーナーシッ
プを設定します。
mkdir -p /u01 /u02 /u03
chown -R oracle.dba /u01 /u02 /u03
b
各ノードで、ファイバーチャネルストレージシステム用の次の行を
/etc/fstab
ファイルに
追加して修正します。
/dev/emcpowera1 /u01 ocfs2 _netdev,datavolume,nointr 0 0
/dev/emcpowerb1 /u02 ocfs2 _netdev,datavolume,nointr 0 0
/dev/emcpowerc1 /u03 ocfs2 _netdev,datavolume,nointr 0 0
すべての
OCFS2
ボリュームについて適切な値を入力します。
c
各ノードで、次のように入力して、
/etc/fstab
ファイルの一覧にあるすべてのボリューム
をマウントします。
mount -a -t ocfs2
d
各ノードで、
/etc/rc.local
ファイルに次のコマンドを追加します。
mount -a -t ocfs2