Owner's Manual
導入ガイド 253
データベース用の共有ストレージの設定
本項では
OCFS
(
Oracle Cluster File System
)または
ASM
(
Automatic Storage
Management
)のどちらかを使用して共有ストレージを設定する方法について説明します。
OCFS を使用した共有ストレージの設定
1
root
としてログインします。
2
各ノードで、以下の手順を実行します。
a
startx
と入力して
X Window System
を起動します。
b
ocfstool
と入力して、
OCFS
を使用してストレージをフォーマットします。
c
メニューから
Tasks
をクリックして、次に
Generate Config
をクリックします。
d
ノードのプライベート
NIC
デバイス名とプライベートホスト名を入力して、
OK
をクリックします。
e
Exit
をクリックします。
3
ファイバーチャネルクラスタについては、最初のノードで、次のように
fdisk
を使用
して、別の
2
つの外付けストレージデバイスにそれぞれ
1
つずつパーティションを作
成します。
a
fdisk /dev/emcpowerx
と入力して、デバイス全体に対するプライマリパー
ティションを作成します。
fdisk
ユーティリティのヘルプを表示するには、
h
と入力します。
b
新しいパーティションが存在することを確認するには、
cat /proc/partitions
と入力します。
新しいパーティションが見つからない場合は、次のように入力します。
sfdisk -R /dev/<
デバイス名
>
メモ: 以下の手順では、サンプルの値として、マウントポイントには /u01 と /u02 を、
ラベルには u01 と u02 を使用します。
4
1
つのノードのみで、次のように入力して、
OCFS
用の外付けストレージデバイスを
フォーマットします。
mkfs.ocfs -b 128 -F -u <oracle ユーザーの ID> -g <oracle ユーザー
のプライマリグループ ID> -L < ボリュームラベル > -m < マウントポイント > -
p <OCFS ボリュームパーミッション > <PowerPath デバイス名 >
ユーザー
ID
および
グループ
ID
を検索するには、次のように入力します。
id oracle