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248 導入ガイド
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ボンディングを使用したプライベートネットワークの設定
クラスタを配置する前に、プライベートクラスタネットワークを設定し、ノード間で通信
できるようにします。このためには、ネットワークボンディングを設定して、プライベー
ト
IP
アドレスとホスト名をクラスタ内の各ノードに割り当てます。
Broadcom
または
Intel
の
NIC
でネットワークボンディングを設定し、プライベートネットワークを設定するには、
各ノードで次の手順を実行します。
1
root
としてログインします。
2
/etc/modules.conf
ファイルに、次の行を追加します。
alias bond0 bonding
3
可用性を高めるためには、
/etc/modules.conf
ファイルを編集して、リンク監視オプ
ションを設定します。
デフォルトでは
miimon
の値は
0
で、この場合、リンクの監視は行われません。
まず、値を
100
ミリ秒に変更しておき、必要に応じて値を調整してパフォーマンスを
改善させます。次のように入力します。
options bonding miimon=100 mode=1
4
/etc/sysconfig/network-scripts/
ディレクトリで、
ifcfg-bond0
設定ファイルを
作成または編集します。
たとえば、サンプルネットワークのパラメータを使用した場合、ファイルは以下の
ようになります。
DEVICE=bond0
IPADDR=192.168.0.1
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.0.0
BROADCAST=192.168.0.255
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
USERCTL=no
NETMASK
、
NETWORK
、および
BROADCAST
の入力はオプションです。
DEVICE=bondn
のボンド名は必須です。
n
はボンドの番号を表します。
IPADDR
はプライベート
IP
アドレスです。
bond0
を仮想デバイスとして使用するには、スレーブとしてボンディングされる
デバイスを指定する必要があります。