Owner's Manual

導入ガイド 267
トラブルシューティング
Red Hat Enterprise Linux
および
Oracle
ソフトウェアの導入と使用にあたって発生するのあ
る問題と対
1-8
に示します。
1-8. トラブルシューティング
カテゴリ 問題 / 症状 原因 推奨する対応処置
パフォーマン
スと安定性
Red Hat Enterprise
Linux
のパフォー
マンスが低下して、
不安定になってい
スワップスペー
の過剰使用。
SGA
Oracle System
Global Area
)が推
奨サイズを超えて
いる。
SGA
サイズがシステム
RAM
合計容量の
65%
を超
えないようにします。
コマンドプロンプトから
free
と入力して、
RAM
の合計容量を確認し、
Oracle
パラメータファイル
内の
db_cache_size
shared_pool_size
両パラメータの値を上記のように変更します。
Enterprise
Manager
Enterprise
Manager
エージェ
ントにエラーが発
生するか、ダウン
する。
Enterprise
Manager
リポジト
リが空です。
次のテキストを入力して、
DB Console
の設定ファイ
ルとリポジトリを作成しなおします。
emca -config dbcontrol db repos recreate
詳細な手順については、
Oracle Metalink Note 330976.1
を参照してください。
パフォーマン
スと安定性
Oracle
アラート
ファイル内にイン
タフェースタイプ
不明の警告がある。
システムパフォー
マンスの低下。
パブリックインタ
フェースがクラスタ
通信に設定されてい
る(プライベートイ
ンタフェース)
1
つのノードで次の手順を実行して、クラスタの通信
にプライベートインタフェースを強制します。
1
oracle
としてログインします。
2
コマンドプロンプトから
sqlplus "/ as
sysdba"
と入力します。
SQL>
プロンプトが表示されます。
3
SQL>
プロンプトで以下の各行を入力します。
alter system set cluster_interconnects=<
プライ
ベート
IP
アドレス
node1
>
scope=spfile sid=
<
SID1
>
alter system set cluster_interconnects=
<
プライベート
IP
アドレス
node2
>
scope=spfile
sid=
<
SID2
>
クラスタ内の各ノードでこれらの行の入力を繰り返
します。
4
次の行を入力して、すべてのノードでデータベース
を再起動します。
srvctl stop database –d <db >
srvctl start database –d <db >
5
/opt/oracle/admin/<
db
>/bdump/alert_<
SID
>.log
ファイルを開き、プライベート
IP
アドレスがすべて
のインスタンスで使用されていることを確認します。