Owner's Manual

258 導入ガイド
新しいノードの共有ストレージの構成
既存
RAC
データベースを新しいノードに拡張するには、ストレージを既存のノードと同様にする
ため、新しいノード用にストレージの構成を行います。本項では
ASM
用の適切な手順を説明します。
ASM を使用した共有ストレージの構成
ASM
を使用する場合は、新しいノードが既存のノードと同じ権限で
ASM
ディスクにアクセスでき
るよにする必要があります。
ASM
ディスクを設定するには、以下の手順を実行します。
1
root
ユーザーとしてログインします。
2
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
setenforce 0
SELinux
を無効にしたままにするには、以下の手順を実行します。
1
grub.conf
ファイルをきます。
2
ーネルコマンドラインを確認し、次のオプションを追加します。
selinux=0
たとえば、次のとおりです。
kernel /vmlinuz-2.6.9-22.0.1ELsmp ro root=LABEL=/ apic rhgb quiet
selinux=0
3
システムを再起動します。
4
ターミナルウィンドウをき、
root
としてログインします。
5
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを、既存のノードの
1
つから新しいノードの同じ
にコピーします。
6
ASM
RAW
デバイスインタフェースを使用する場合は、
service rawdevices restart
と入力して
RAW
デバイスサービスを再起動します。
7
新しいノードでターミナルウィンドウをき、次の手順を実行します。
a
service oracleasm configure
と入力します。
b
すべてのノードについて、以下の入力を行います。
Default user to own the driver interface
(ドライバインタフェースを有するデフォ
ルトユーザー)
[ ]:
oracle
Default group to own the driver interface
(ドライバインタフェースを有するデ
フォルトグループ)
[ ]:
dba
Start Oracle ASM library driver on boot
(起動時に
Oracle ASM
ライブラリドライバ
始する)
(y/n) [n]:
y
Fix permissions of Oracle ASM disks on boot
(起動時に
Oracle ASM
ディスクの
パーッションを修正)
(y/n) [y]:
y