Owner's Manual
252 導入ガイド
Oracle ASM Library Driver を使用したデータベース記憶域の設定
本項では、
Automatic Storage Management
(
ASM
)を使用して記憶域を設定する手順について説
明します。
メモ: ASM Library Driver を設定する前に、SELinux を無効にしてください。
SELinux
を一時的に無効にするには、以下の手順を実行します。
1
root
ユーザーとしてログインします。
2
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
setenforce 0
SELinux
を無効にしたままにするには、以下の手順を実行します。
1
grub.conf
ファイルを開きます。
2
カーネルコマンドラインを確認し、次のオプションを追加します。
selinux=0
たとえば、次のとおりです。
kernel /vmlinuz-2.6.9-22.0.1ELsmp ro root=LABEL=/ apic rhgb quiet
selinux=0
3
システムを再起動します。
4
ターミナルウィンドウを開き、
root
としてログインします。
5
次の手順を実行します。
a
service oracleasm configure
と入力します。
b
すべてのノードについて、次の入力を行います。
Default user to own the driver interface
(ドライバインタフェースを所有するデフォ
ルトユーザー)
[ ]:
oracle
Default group to own the driver interface
(ドライバインタフェースを所有するデフォ
ルトグループ)
[ ]:
dba
Start Oracle ASM library driver on boot
(起動時に
Oracle ASM
ライブラリドライバ
を開始する)
(y/n) [n]:
y
Fix permissions of Oracle ASM disks on boot
(起動時に
Oracle ASM
ディスクのパー
ミッションを修正)
(y/n) [y]:
y
6
ターミナルウィンドウで、次のように入力します。
service oracleasm createdisk ASM1 /dev/sdb1
service oracleasm createdisk ASM2 /dev/sdc1
7
ASM
ディスクを追加で作成する必要がある場合は、それぞれに
手順
4
~
手順
6
を繰り返します。