Owner's Manual
238 導入ガイド
Clusterware 用の共有ストレージの構成
本項では、
Oracle Clusterware
用の共有ストレージを構成する手順について説明します。
raw デバイスインタフェースを使用した共有ストレージの構成
1
最初のノードで、
fdisk
コマンドを使って、外付けストレージデバイスに
3
つのパーティショ
ンを作成します。
fdisk /dev/emcpowerx
と入力して、
Cluster Repository
、
Voting Disk
、および
Oracle
シ
ステムのパラメータファイルのそれぞれに
150 MB
のパーティションを
3
つ作成します。
2
次のように入力して、新しいパーティションを確認します。
more /proc/partitions
/proc/partitions
ファイル内に新しいパーティションが表示されたら、次のように入力します。
sfdisk -R /dev/<
デバイス名
>
3
各ノードで、以下の手順を実行します。
a
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを編集して、ファイバーチャネルクラスタ用に以下
の行を追加します。
/dev/raw/votingdisk /dev/emcpowera1
/dev/raw/ocr.dbf /dev/emcpowera2
/dev/raw/spfile+ASM.ora /dev/emcpowera3
b
udevstart
と入力して
raw
デバイスを作成します。
c
service rawdevices restart
と入力して
Raw Devices Service
を再起動します。
ASM を使用してデータベース用の共有ストレージを構成する方法
本項では、
Automatic Storage Management
(
ASM
)を使用して共有ストレージを構成する手順に
ついて説明します。
メモ: ASM Library Driver を設定する前に、SELinux を無効にしてください。
SELinux
を一時的に無効にするには、以下の手順を実行します。
1
root
ユーザーとしてログインします。
2
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
setenforce 0
SELinux
を無効にしたままにするには、以下の手順を実行します。
1
grub.conf
ファイルを開きます。
2
カーネルコマンドラインを確認し、次のオプションを追加します。
selinux=0
たとえば、次のとおりです。
kernel /vmlinuz-2.6.9-22.0.1ELsmp ro root=LABEL=/ apic rhgb quiet
selinux=0