Owner's Manual
導入ガイド 237
ストレージ構成の確認
本書で説明されているクラスタ設定を行う際に、ファイバーチャネルストレージ上にパーティショ
ンを作成します。パーティションを作成するには、すべてのクラスタノードが外付けストレージデ
バイスを検出できるようにする必要があります。各ノードが各ストレージ
LUN
または論理ディスク
を検出できることを確認するには、次の手順を実行します。
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Dell | EMC
ファイバーチャネルストレージでは、
EMC Navisphere
®
エージェントと正しいバー
ジョンの
PowerPath
(表
1-6
を参照)が各ノードにインストールされていて、
EMC Navisphere
ソフトウェアに正しいストレージグループが割り当てられていることを確認します。手順につ
いては、
Dell | EMC
ファイバーチャネルストレージに付属のマニュアルを参照してください。
メモ: この作業はクラスタを設置したデルの公認技術者によって実行されています。このソフ
トウェアをノードに再インストールする場合は、この手順を完了する必要があります。
2
ストレージデバイスとクラスタノードが正しくファイバーチャネルスイッチ(図
1-1
および
表
1-4
を参照)に接続されていることを目視点検します。
3
root
としてログインしていることを確認します。
4
各ノードで、次のように入力します。
more /proc/partitions
ノードは、
LUN
または論理ディスク、およびこれらの外付けデバイス上で作成されたパーティ
ションを検出し、表示します。
メモ: 一覧のデバイスはストレージの構成によって異なります。
ノードで検出された
LUN
または論理ディスクが、これらの外付けデバイスに作成されたパー
ティションとともに一覧表示されます。この一覧には、
PowerPath
仮想デバイスが
/dev/emcpowera
、
/dev/emcpowerb
、
/dev/emcpowerc
のように表示されます。
5
/proc/partitions
ファイル内で、以下のことを確認します。
•
すべての
PowerPath
擬似デバイスが、すべてのノードで類似するデバイス名を持つファ
イル内に表示されていること。
たとえば、
/dev/emcpowera
、
dev/emcpowerb
、および
/dev/emcpowerc
です。
•
ファイバーチャネル
LUN
が
SCSI
デバイスとして表示され、各クラスタノードが同数の
LUN
で構成されていること。
たとえば、ノードが
3
つの論理ディスクを持つファイバーチャネルストレージデバイスに
取り付けられた
SCSI
ドライブまたは
RAID
コンテナで構成されている場合、
sda
はノード
の
RAID
コンテナまたは内蔵ドライブを識別し、
emcpowera
、
emcpowerb
、および
emcpowerc
は
LUN
(または
PowerPath
擬似デバイス)を識別します。
外付けストレージデバイスが
/proc/partitions
ファイル内に表示されない場合は、ノードを再起動
します。