Owner's Manual
導入ガイド 235
ボンディングを使用したプライベートネットワークの設定
クラスタを配置する前に、プライベートクラスタネットワークを設定し、ノード間で通信できるよ
うにします。このためには、ネットワークボンディングを設定して、プライベート
IP
アドレスとホ
スト名をクラスタ内の各ノードに割り当てます。
Broadcom
または
Intel
の
NIC
でネットワークボン
ディングを設定し、プライベートネットワークを設定するには、各ノードで次の手順を実行します。
1
root
としてログインします。
2
/etc/modprobe.conf
ファイルに、次の行を追加します。
alias bond0 bonding
3
可用性を高めるためには、
/etc/modprobe.conf
ファイルを編集して、リンク監視オプションを
設定します。
デフォルトでは
miimon
の値は
0
で、この場合、リンクの監視は行われません。まず、値を
100
ミリ秒に変更しておき、必要に応じて値を調整してパフォーマンスを改善します。次のように
入力します。
options bonding miimon=100 mode=1
4
/etc/sysconfig/network-scripts/
ディレクトリで、
ifcfg-bond0
設定ファイルを作成または
編集します。
たとえば、サンプルネットワークのパラメータを使用した場合、ファイルは以下のようになり
ます。
DEVICE=bond0
IPADDR=192.168.0.1
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.0.0
BROADCAST=192.168.0.255
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
USERCTL=no
NETMASK
、
NETWORK
、および
BROADCAST
の入力はオプションです。
DEVICE=bondn
のボンド名は必須です。
n
はボンドの番号を表します。
IPADDR
はプライベート
IP
アドレスです。
bond0
を仮想デバイスとして使用するには、スレーブとしてボンディングされるデバイスを指
定する必要があります。
5
ボンドの各メンバーデバイスについて、以下の手順を実行します。
a
/etc/sysconfig/network-scripts/
ディレクトリで、
ifcfg-eth
n
ファイルを次のように編
集します。
DEVICE=ethn
HWADDR=<MAC アドレス >
ONBOOT=yes