Owner's Manual
導入ガイド 233
ファイバーチャネルのハードウェアとソフトウェアの構成
•
各ノードには、少なくとも以下のハードウェア周辺機器が含まれている必要があります。
–
内蔵ドライブベイ内にハードドライブ×
1
台または
2
台(最小
36 GB
)
–
Gigabit NIC
ポート×
3
–
ファイバーチャネル
HBA
×
2
•
各ノードには、以下のソフトウェアをインストールする必要があります。
–
Red Hat Enterprise Linux
ソフトウェア(表
1-1
を参照)
–
ファイバーチャネル
HBA
ドライバ
•
ファイバーチャネルストレージは、以下の構成が必須です。
–
クラスタに対して少なくとも
3
つの
LUN
を作成して割り当てる
–
LUN
のサイズは最小
5 GB
Oracle RAC 10g 用のネットワークおよびストレージ(記憶域)
の構成
本項では、シードデータベースを実行するファイバーチャネルクラスタまたは
SCSI
クラスタのセッ
トアップについて説明します。内容には、以下の手順が含まれています。
•
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
•
システムの保護
•
ストレージ構成の確認
•
Cluster Ready Services
(
CRS
)および
Oracle Database
向けの共有ストレージの構成
Oracle RAC 10
g
は、順序化された一連の手順を必要とする複雑なデータベース設定です。ネットワー
クとストレージを最小限の時間で設定するには、以下の手順を順番に実行してください。
パブリックおよびプライベートネットワークの設定
本項ではパブリックおよびプライベートのクラスタネットワークの設定手順について説明します。
メモ: クライアント接続および接続のフェイルオーバーのために、固有のパブリックおよびプライ
ベート IP アドレスを 1 つと、仮想 IP アドレスとしての機能を果たす追加のパブリック IP アドレスを 1
つ、各ノードに設定する必要があります。仮想 IP アドレスはパブリック IP と同じサブネットに属して
いなければなりません。仮想 IP アドレスを含むすべてのパブリック IP アドレスは DNS に登録し、ルー
タブルである必要があります。
利用可能な
NIC
ポートの数に応じて、表
1-5
に示すとおりにインタフェースを設定します。