Owner's Manual
導入ガイド 311
CRS
CRS の起動が途中
で失敗する。
Oracle バグ
4698419 が原因。
Oracle Metalink の
ウェブサイト
metalink.oracle.
com を参照してく
ださい。
Oracle Metalink のウェブサイト
metalink.oracle.com でパッチ 4698419 を入手
して適用します。
CRS
Clusterware のイ
ンストール手順が
失敗する。
EMC PowerPath デ
バイス名が全部の
ノードで統一され
ていない。
Clusterware をインストールする前に PowerPath
を再起動し、PowerPath デバイス名が全部のノー
ドで統一されていることを確認します。
CRS
ノードの
再起動時または
/etc/ini.d/init.crs
start の
入力時に CRS が起
動できない。
Cluster Ready
Services CSS デーモ
ンがクォーラム
ディスクに書き込
みを行うことがで
きない。
•
該当ノードを再起動するか、または
/crs/oracle/product/10.2.0/crs/
から
root.sh
と
入力して、もう一度このサービスが起動できるか
どうか試してみます。
•
各ノードからクォーラムディスクにアクセスでき
ること、および
root
ユーザーがディスクに書き込
み可能なことを確認します。
•
$ORA_CRS_HOME/css/log/ocssd.log
ファイル
の最終行を調べて、
•
clssnmvWriteBlocks:Failed to flush writes to
(votingdisk)
という記載があれば、以下のことを
確認します。
–
各ノードの
/etc/hosts
ファイルの仮想
IP
アドレ
スを含むすべてのノードホスト名に対する
IP
ア
ドレスが正しい。
–
パブリックおよびプライベートホスト名に対し
て
ping
が実行できる。
–
クォーラムディスクが書き込み可能である。
CRS
root.sh 実行時に
CRS が
起動できない。
パブリックおよび
プライベートの
ノード名が定義さ
れていることと、
これらのノード名
に対して ping が実
行できることを確
認します。
ネットワークの問題を修正した後、該当ノードを再
起動するか、/crs/oracle/product/10.2.0/crs/ から
root.sh を実行して、もう一度このサービスが起動
できるかどうか試してみます。
CRS
root.sh 実行時に
CRS が
起動できない。
OCR ファイルと投
票ディスクにアク
セスできない。
I/O の問題を解決して、該当ノードを再起動するか、
/crs/oracle/product/10.2.0/crs/ から root.sh を
実行して、もう一度このサービスが起動できるかど
うか試してみます。
表 1-9. トラブルシューティング (続き)
カテゴリ 問題 / 症状 原因 推奨する対応処置