Owner's Manual
導入ガイド 275
Clusterware 用の共有ストレージの構成
本項では、
Oracle Clusterware
用の共有ストレージを構成する手順について説明します。
RAW デバイスインタフェースを使用した共有ストレージの構成
1
ノード
1
で、
fdisk
コマンドを使って、外付けストレージデバイスに
3
つのパーティションを
作成します。
fdisk
/dev/emcpower
x
と入力して、
Cluster Repository
、投票ディスク、および
Oracle
システム
のパラメータファイルのそれぞれに
150 MB
のパーティションを
3
つ作成します。
2
次のように入力して、新しいパーティションを確認します。
more /proc/partitions
すべてのノードで、
/proc/partitions
ファイル内に新しいパーティションが表示されない場合
は、次のように入力します。
sfdisk -R /dev/<
デバイス名
>
3
すべてのノードで以下の手順を実行します。
a
/etc/sysconfig/rawdevices
ファイルを編集して、ファイバーチャネルクラスタ用に以下
の行を追加します。
/dev/raw/votingdisk /dev/emcpowera1
/dev/raw/ocr.dbf /dev/emcpowera2
/dev/raw/spfile+ASM.ora /dev/emcpowera3
b
udevstart
と入力して
RAW
デバイスを作成します。
c
service rawdevices restart
と入力して
RAW
デバイスサービスを再起動します。
メモ:PowerPath 擬似デバイス上の 3 つのパーティションがノード間で一貫していない場合は、
一貫するように /dev/sysconfig/rawdevices 設定ファイルを修正します。
ASM を使用してデータベース用の共有ストレージを構成する方法
本項では、
ASM
を使用して共有ストレージを構成する手順について説明します。
メモ: ASM Library Driver を設定する前に、SELinux を無効にしてください。
SELinux
を一時的に無効にするには、以下の手順を実行します。
1
root
としてログインします。
2
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
setenforce 0