Owner's Manual
274 導入ガイド
ストレージ構成の確認
クラスタの構成中に、ファイバーチャネルストレージシステムにパーティションを作成します。
パーティションを作成するには、すべてのノードが外付けストレージデバイスを検出できるように
する必要があります。各ノードが各ストレージ
LUN
または論理ディスクを検出できることを確認す
るには、次の手順を実行します。
1
Dell|EMC
ファイバーチャネルストレージシステムでは、
EMC Navisphere
®
エージェントと正
しいバージョンの
PowerPath
(表
1-7
を参照)が各ノードにインストールされていること、お
よび
EMC Navisphere
ソフトウェアで各ノードが正しいストレージグループに割り当てられて
いることを確認します。手順については、
Dell|EMC
ファイバーチャネルストレージシステム
に付属のマニュアルを参照してください。
メモ:この作業はクラスタを設置したデルの公認技術者によって実行されています。ソフトウェ
アをノードにインストールする場合は、この手順を実行する必要があります。
2
ストレージデバイスとノードが正しくファイバーチャネルスイッチに接続されていることを目
視点検します(図
1-1
および
表
1-4
を参照)。
3
root
としてログインしていることを確認します。
4
各ノードで、次のように入力します。
more /proc/partitions
ノードは、
LUN
または論理ディスク、およびこれらの外付けデバイス上で作成されたパーティ
ションを検出し、表示します。
メモ: 一覧のデバイスはストレージシステムの構成によって異なります。
ノードで検出された
LUN
または論理ディスクが、これらの外付けデバイスに作成されたパー
ティションとともに一覧表示されます。この一覧には、
PowerPath
擬似デバイスが
/dev/emcpowera
、
/dev/emcpowerb
、
/dev/emcpowerc
のように表示されます。
5
/proc/partitions
ファイル内で、以下のことを確認します。
•
すべての
PowerPath
擬似デバイスが、すべてのノードで類似するデバイス名を持つファ
イル内に表示されていること。
たとえば、
/dev/emcpowera
、
dev/emcpowerb
、および
/dev/emcpowerc
です。
•
ファイバーチャネル
LUN
が
SCSI
デバイスとして表示され、各ノードが同数の
LUN
で構
成されていること。
たとえば、ノードが
3
つの論理ディスクを持つファイバーチャネルストレージデバイスに
取り付けられた
SCSI
ドライブまたは
RAID
コンテナで構成されている場合、
sda
はノード
の
RAID
コンテナまたは内蔵ドライブを識別し、
emcpowera
、
emcpowerb
、および
emcpowerc
は
LUN
(または
PowerPath
擬似デバイス)を識別します。
外付けストレージデバイスが
/proc/partitions
ファイル内に表示されない場合は、ノードを再起動
します。