Install Guide
Table Of Contents
- Dell EMC OpenManage インストールガイド — Linux バージョン10.1.0.0
- 目次
- はじめに
- インストール前のセットアップ
- 対応Linuxオペレーティング システムおよびVMware ESXiへのManaged System Softwareのインストール
- VMware ESXi への Systems Management Software のインストール
- vSphere CLI の使用
- VMware vSphere Management Assistant(vMA)の使用
- VMware Update Manager(VUM)の使用方法
- vSphere ClientでのvSphere Lifecycle Managerを使用したOpenManage Server Administratorのインストール
- Power CLI の使用
- VMware ESXi での Server Administrator のアクセス
- 既存の Systems Management VIB のアンインストール
- VMware ESXi を実行しているシステムでの SNMP エージェントの設定
- トラブルシューティング
- VMware ESXi での Systems Management Software のアップグレード
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
- Linux インストーラパッケージ
Server Administrator Instrumentation Service 起動時の機能性の低下
Server Administrator がインストールされた後、Server Administrator Instrumentation Service は、起動するたびに OpenIPMI デバイス
ドライバのランタイムチェックを実行します。Server Administrator Instrumentation Service は、srvadmin-services.sh start
コマンドまたは srvadmin‑services.sh restart コマンドのいずれかを実行、またはシステムを再起動すると(再起動中に
Server Administrator Instrumentation Service が起動されます)常に起動されます。
Server Administrator のインストールでは、適切なバージョンの OpenIPMI デバイスドライバがシステムにインストールされていな
いと、Server Administrator パッケージのインストールが拒否されます。ただし、一般的ではありませんが、Server Administrator の
インストール後に適切なバージョンの OpenIPMI デバイスドライバをアンインストールしたり、置き換えたりすることも可能です。
Server Administrator はこのような操作を阻止できません。
Server Administrator のインストール後にユーザーが適切なバージョンの OpenIPMI デバイスドライバをアンインストールしたり、
置き換えたりすることを可能にするために、Server Administrator Instrumentation Service は、起動時に毎回 OpenIPMI デバイスドラ
イバのバージョンを確認します。適切なバージョンの OpenIPMI デバイスドライバが見つからない場合は、Server Administrator
Instrumentation Service 自体の機能性が低下し、IPMI ベースの情報または機能が提供されなくなります。基本的に、これは、プロー
ブデータ(ファン、温度、電圧などのプローブデータ)が提供されないことを意味します。
Managed System Software のインストール
次のインストール オプションを使用して、Managed System Software をインストールする方法を説明します。
● srvadmin-install.sh シェルスクリプトの使用
メモ: Ubuntu のインストールの詳細については、『Dell EMC OpenManage Ubuntu および Debian リポジトリ』を参照してくださ
い。
メモ: Server Administrator .deb パッケージは OM DVD には含まれておらず、リポジトリでのみサポートされます。
メモ: Managed System ソフトウェアのインストーラ(.tar.gz ファイルとして入手可能)をダウンロードした場合は、
srvadmin-install.sh シェルスクリプトが setup.sh としてルートディレクトリに保存されています。
メモ: srvadmin-install.sh(OMDVD)または setup.sh (webpack)を使用した設定のインポートが完了すると、デフ
ォルト フォルダーの/opt/dell/backup/openmanage に保存されているエクスポートした環境設定は削除されます。イン
ポートが失敗すると、障害がログに記録され、環境設定がデフォルトにロールバックされます。
メモ: 以前インストールされたバージョンから Server Administrator をアップグレードする時に、その他のデルのシステム管理
製品(DTK など)がインストールされていると、依存関係のエラーが表示されることがあります。Dell EMC では、Server
Administrator をアップグレードする前に、依存関係にある製品をアップグレードまたは削除することをお勧めします。
● RPM コマンドの使用
Managed System Software をインストールするための必要条件
必要条件は次のとおりです。
● root としてログインします。
● 実行中のカーネルで、ロード可能なモジュールサポートが有効になっている(必須)。
● /opt ディレクトリには 250 MB 以上の空き容量、/tmp ディレクトリ、/etc ディレクトリ、および /var ディレクトリにはそれ
ぞれ 20 MB 以上の空き容量が必要です。
● サーバの管理に SNMP を使用する場合は、OS に付属している net-snmp パッケージをインストールします。ucd-snmp または
net-snmp エージェントに対応したエージェントを使用する場合は、Server Administrator をインストールする前に、SNMP 標準
用のオペレーティングシステムサポートをインストールする必要があります。SNMP のインストールの詳細に関しては、シス
テムで実行中のオペレーティングシステムのインストール手順をお読みください。
メモ: RPM パッケージのインストール時に、RPM-GPG キーに関する警告メッセージを回避するには、次のコマンドでキーを
インポートします。 rpm --import <OM DVD mountpoint>/SYSMGMT/srvadmin/linux/RPM-GPG-KEY
メモ: Server Administrator を SLES15 にインストールする前に、insserv-compat パッケージをインストールする必要があり
ます。さもなければ、インストールは失敗します。
● Red Hat Enterprise Linux 以降および SLES の場合、オペレーティング システムの DVD から wsman および sblim パッケージを
インストールします。「wsman パッケージおよび sblim パッケージのインストール」を参照してください。
22 対応 Linux オペレーティング システムおよび VMware ESXi への Managed System Software のインストール