Install Guide
Red Hat Enterprise Linux 4 64 ビットオペレーティングシステムを手動でインストールしまし
たが、Server Administrator のインストール中に RPM の依存関係が見られます。これらの
RPM 依存ファイルはどこにありますか?
Red Hat Enterprise Linux では、依存 RPM ファイルは Red Hat Enterprise Linux インストールメディアにあります。その他すべ
ての
RPM は /SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS\opensource-components ディレクトリ内から使用できます。
すべての RPM 依存ファイルをインストールまたはアップデートするには、次のコマンドを実行してください。
rpm –ivh /SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/ supportRPMS/opensource-components
続いて、Server Administrator のインストールを行います。
Linux オペレーティングシステムメディアを使用してデフォルトではない Linux オペレーティ
ングシステムのインストールを実行しましたが、Server Administrator のインストール中に
RPM ファイルの依存関係の欠落が見られます。
Server Administrator は 32 ビットアプリケーションです。64 ビットバージョンの Red Hat Enterprise Linux オペレーティング
システムを実行しているシステムにインストールした場合、
Server Administrator によってインストールされるデバイスドラ
イバは 64 ビットですが、Server Administrator は 32 ビットアプリケーションのままです。Intel EM64T 用 Red Hat Enterprise
Linux(バージョン 5 およびバージョン 6)に Server Administrator をインストールする場合は、欠落している RPM ファイル
の依存関係の適用可能な 32 ビットバージョンをインストールしてください。32 ビットの RPM バージョンには、常に i386
がファイル名拡張子に含まれます。共有オブジェクトファイル(ファイル名拡張子に so を含むファイル)の依存関係に問題
が発生する場合もあります。その場合には、
RPM --whatprovides スイッチを使用することで、共有オブジェクトのイン
ストールに必要な RPM を判別できます。たとえば、rpm -q --whatprovides libpam.so.0 となります。
pam-0.75-64 などの RPM 名が返されることもあり、この場合は、pam-0.75-64.i386.rpm を入手してインストールします。64
ビットバージョンの Linux オペレーティングシステムを実行するシステムに Server Administrator をインストールする場合
は、compat-libstdc++-<version>.i386.rpm RPM パッケージがインストールされていることを確認してください。Linux オペレ
ーティングシステムメディアから欠落している
RPM ファイルをインストールすることによって、依存関係を手動で解決する
必要があります。
メモ: サポートされているバージョンよりも新しい Linux オペレーティングシステムを使用しており、DVD の
SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS ディレクトリに含まれる RPM ファイルと互換性がない場合は、オペ
レーティングシステムメディアから最新の RPM を使用してください。
オープンソース
RPM
のソースパッケージはどこから入手できますか
?
オープンソース RPM のソースパッケージは、注文可能な DVD イメージから入手できます。
RPM ファイルの欠落が原因で、管理ステーション RAC ユーティリティのインストールに失敗
した場合は、どうすればよいですか?
管理ステーションの RAC ユーティリティ(
『
Systems Management Tools and Documentation
』
DVD の /SYSMGMT/
ManagementStation/linux/rac ディレクトリにある mgmtst-racadm RPM)のインストール時に、libstdc++.so ライブラリへ
の RPM ファイルの依存関係が欠落していることから、インストールが失敗する場合があります。同じディレクトリで提供さ
れる
compat-libstdc++ RPM をインストールして依存関係を解決し、インストールを再試行してください。
rpm -e 'rpm -qa | grep srvadmin' コマンドを使用して Systems Management Software を削除
するとき、
RPM ユーティリティのバージョンによっては、間違った順序でアンインストール
がスケジュールされ、紛らわしい警告やエラーメッセージが表示されることがあります。解決
策はありますか?
この問題の解決策は、DVD に収録されている Systems Management アンインストールスクリプト srvadmin-uninstall.sh の使用
です。
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