Users Guide
コマンドラインに REMOVE のカスタマイズ用パラメータを含めて、アンインストールするソフトウェアの機
能 ID(ID)を割り当てることができます。 例:msiexec.exe /i SysMgmt.msi REMOVE=BRCM /qb
このコマンドは、無人の非サイレントモードで Systems Management のインストール処理を実行し、Broadcom
エージェントのみをアンインストールします。
また、msiexec.exe プログラムを一度実行して、機能をインストール、再インストール、アンインストールす
ることもできます。例:msiexec.exe /i SysMgmt.msi REMOVE=BRCM /qb
このコマンドを実行すると、管理下のシステムソフトウェアのインストールが実行され、Broadcom エージェ
ントがアンインストールされます。これはサイレントモードではなく無人モードで実行されます。
関連リンク:
ソフトウェア機能 ID
MSI 戻りコード
アプリケーションイベントログエントリは、SysMgmt.log ファイルに記録されます。次の表には、msiexec.exe
Windows インストーラエンジンにより返されるエラーコードの一部が示されています。
表 8. Windows インストーラの戻りコード
エラーコード 値 説明
ERROR_SUCCESS
0
処置が正常に完了しました。
ERROR_INVALID_PARAMETER
87
パラメータのひとつが無効です。
ERROR_INSTALL_USEREXIT
1602
ユーザーがインストールをキャンセルしました。
ERROR_SUCCESS_REBOOT_REQUI
RED
3010
インストールを完了するためには再起動が必要です。
このメッセージは正常なインストールを示していま
す。
メモ: msiexec.exe および InstMsi.exe Windows インストーラ機能から返される全エラーコードの詳細につ
いては、support.microsoft.com を参照してください。
インストール失敗後のシステム回復
Microsoft Software Installer(MSI)によって、インストールが失敗した後にシステムを完全に動作する状態に
戻すことができます。MSI は、インストール、アップグレード、またはアンインストール中に実行するすべ
てのスタンダードアクションに対して、取り消し動作を維持することによってこれを行います。この動作に
は、削除または上書きされたファイル、レジストリキー、およびその他のリソースの復元が含まれます。
Windows は、必要に応じて、ロールバックとして回復できるように、インストールまたは削除処理の間に削
除または上書きされたすべてのファイルを一時的に保存します。インストールが正常に完了した後で、
Windows は一時的なバックアップファイルをすべて削除します。
MSI スタンダードアクションのロールバックに加えて、ライブラリでもロールバックが発生した場合に、各
アプリケーションに対して INI ファイルに記載されたコマンドの取り消しができます。インストールアクシ
ョンによって変更されたすべてのファイルは、ロールバックが発生した場合、元の状態に復元されます。
MSI エンジンがインストール順序に入っている場合、ロールバックアクションとしてスケジュールされてい
るすべてのアクションが無視されます。カスタムアクション、MSI スタンダードアクション、またはインス
トールアクションが失敗した場合、ロールバックが開始します。
一度完了したインストールは、ロールバックできません。処理されたインストールは、安全策としてインス
トールセッション中にシステムを保護するだけです。インストールしたアプリケーションを削除したい場合
は、そのアプリケーションをアンインストールする必要があります。
メモ: ドライバのインストールと削除はインストール処理の一部として実行されないため、実行中に致命
的エラーが発生した場合はロールバックできません。
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