Users Guide
対応 Linux および VMware ESX オペレーティングシステムへの 67
Managed System Software のインストール
ダイナミックカーネルサポートの必要条件
Managed System Software
が
DKS
を使用するには、
Server Administrator
を起動する前に、次の依存関係が満たされる必要があります。
•
実行中のカーネルで、ロード可能なモジュールサポートが有効になっている
必要があります。
•
実行しているカーネルのカーネルモジュールをビルドするためのソースが、
/lib/modules/`uname –r`/build
にあることが必要です。
SUSE Linux
Enterprise Server
が稼動するシステムでは、
kernel-source
RPM
が必要
なカーネルソースを提供します。
Red Hat Enterprise Linux
が稼動するシ
ステムでは、
kernel -devel
RPM
がカーネルモジュールをビルドするた
めに必要なソースを提供します。
• GNU
make
ユーティリティがインストールされている必要があります。こ
のユーティリティは
make
RPM
によて提供されています。
• GNU C
コンパイラ(
gcc
)がインストールされている必要があります。こ
のコンパイラは
gcc
RPM
によって提供されています。
• GNU
リンカ(
ld
)がインストールされている必要があります。このリンカ
は
binutils
RPM
によって提供されています。
これらの前提条件が満たされていると、
Server Administrator
の起動中、必要
なときに
DKS
がデバイスドライバを自動的に構築します。
Server Administrator インストール後のダイナミックカーネルサポートの使い方
Server Administrator
のインストール後にロードされ、プレコンパイル済みデ
バイスドライバに対応していないカーネルを
Server Administrator
がサポート
できるようにするには、管理下システムで
DKS
必要条件が満たされていることを
確認してから、システムで新しいカーネルを起動します。
カーネルのロード後、
Server Administrator
が最初に起動したときに、システ
ムで実行されているカーネルのデバイスドライバが作成されます。デフォルトで
は、
Server Administrator
はシステム起動時に起動します。