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MicrosoftWindowsServer2008Coreおよび Microsoft Hyper-V Server への
Dell OpenManage ソフトウェアのインストール
Dell OpenManage Server Administrator バージョン 6.5 インストールガイド
管理下システムソフトウェアと管理ステーションソフトウェアのインストール
Microsoft Windows Server 2008 および Hyper-V Server オペレーティングシステムの Server Core インストールオプションは、特定のサーバーロールの実行に最小限の環境を提供し、メン
テナンスや管理要件およびサーバーロールの攻撃面を低減させます。Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server のインストールでは、サポートされているサーバーロールが必要と
するバイナリのサブセットのみがインストールされます。たとえば、Explorer シェルは、Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server インストールの一部としてインストールされませ
ん。Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server のインストールでは、デフォルトのユーザーインタフェースとしてコマンドプロンプトが使用されます。
管理下システムソフトウェアと管理ステーションソフトウェアのインストール
本項では、管理下システムソフトウェアと管理ステーションソフトウェアを Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server オペレーティングシステムに CLI モードでインストールする方法
について説明します。
CLI モードでの PreReqChecker の実行
Dell OpenManage ソフトウェアをインストールする前に PreReqChecker を実行します。必要条件チェッカー を CLI モードで実行する方法の詳細については、必要条件チェッカーを参照してくだ
さい。
Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server では、GUI を使用できないため、必要条件チェッカーを CLI モードで実行する必要があります。
l 管理下システムソフトウェア: コマンドプロンプトで runprereqchecks.exe /s と入力します。runprereqchecks.exe ファイルは、『Dell システム管理ツールおよびマニュアル』
DVD の SYSMGMT¥srvadmin¥windows¥prereqchecker にあります。
必要条件チェッカーから 2 の戻り値が返される一般的な理由には次のようなものがあります。
l ストーレジコントローラまたはドライバの 1 つに、古いファームウェアまたはドライバがあります。%TEMP% フォルダにある firmwaredriverversions_<lang>.html(<lang>は言
語を示す)または firmwaredriverversions.txt を参照してください。%TEMP% を見つけるには、echo %TEMP% コマンドを実行します。
l システムにデバイスが検出されないと、RAC コンポーネントソフトウェアのバージョン 4 は、デフォルトインストールに選択されません。この場合は、必要条件チェッカーによって警告メッセージ
が表示されます。
l システムに該当するデバイスが検出される場合にのみ、Intel および Broadcom エージェントがデフォルトインストールに選択されます。該当するデバイスが見つからない場合、必要条件チ
ェッカーによって警告メッセージが表示されます。
l DNS または WINS サーバーがシステムで実行されていると、RAC ソフトウェアが警告状態になります。詳細については、Server Administrator readme の該当する項を参照してくださ
い。
l 管理下システムと管理ステーション RAC コンポーネントを同じシステムにインストールしなでください。管理下システムの RAC コンポーネントは必要な機能を提供しているため、管理下システ
ムの RAC コンポーネントのみをインストールしてください。
必要条件チェッカーから 3(エラー)の戻りコードが返される一般的な理由には次のようなものがあります。
l ビルトインのシステム管理者特権でログインしていない。
l MSI パッケージが破損しているか、必要な XML ファイルの 1 つが破損している。
l DVD からコピーするときにエラーが発生したり、共有ネットワークからコピーするときにネットワークにアクセスできない。
l 別の MSI パッケージのインストールが現在実行中、または再起動待ちであることが、必要条件チェッカーによって検出された。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥¥SOFTWARE¥¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Installer¥InProgress は、別の MSI パッケージがインストール中であることを示
します。HKEY_LOCAL_MACHINE¥¥SYSTEM¥¥CurrentControlSet¥¥Control¥¥Session Manager¥¥PendingFileRenameOperations は、再起動待ちであること
を示します。
l 一部のコンポーネントのインストールが無効になっているため、Windows Server 2008 Core の 64 ビット版を実行している。
Dell OpenManage ソフトウェアコンポーネントをインストールする前に、すべてのエラー状態または警告状態を解決するようにしてください。
メモ:Windows Server 2008 Core または Hyper-V Server オペレーティングシステムは、Dell OpenManage ソフトウェアコンポーネントのグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)
を使用したインストールをサポートしていません。コマンドラインインタフェース(CLI)モードで Server Core に OpenManage ソフトウェアをインストールする必要があります。Server Core
の詳細に関しては、microsoft.com を参照してください。
メモ:Windows 7 でシステム管理ソフトウェアを正常にインストールするためには、「管理者グループ」に属するアカウントを使ってログインし、右クリックメニューで「管理者として実行」オプショ
ンを使って setup.exe を実行する必要があります。
メモ:Windows Server 2008 と Windows Vista にシステム管理ソフトウェアをインストールするには、ビルトイン管理者としてログオンする必要があります。ビルトインのシステム管理者
アカウントについては、Windows Server 2008 のヘルプを参照してください。
メモ:負の戻りコード(-1 ~ -10)は、必要条件チェッカーツール自体の実行に失敗したことを示します。負の戻りコードの原因には、ソフトウェアポリシーの制限、スクリプトの制限、フォ
ルダへのアクセス許可がない、サイズ制限などが考えられます。PreReqChecker の戻りコードの詳細については、必要条件チェッカーがサイレントに実行されている間の戻りコードを
参照してください。
メモ:戻り値 が「2」 または 「3」 の場合は、Windows の一時フォルダ %TEMP% にある omprereq.htm ファイルを調べることをお勧めします。%TEMP% を見つけるには、
echo %TEMP% コマンドを実行します。
メモ:omprereq.htm は html ファイルです。このファイルを読み取るブラウザがインストールされたコンピュータにこのファイルを転送します。