Users Guide
5. システム 2 を グループ 1 へグループ化します。グループ 1 のグループスコープはユニバーサルでなければなりません。
6. ユーザー 1 とユーザー 2 を関連オブジェクト 1(AO1)のメンバー、特権 1 を AO1 の特権オブジェクト、そして システム 1 と グループ 1 の両方を AO1 の製品としてそれぞれ追加します。
7. ユーザー 3 を関連オブジェクト 2(AO2)のメンバー、特権 2 を AO2 の特権オブジェクト、およびグループ 1 を AO2 の製品としてそれぞれ追加します。
この場合は、関連オブジェクトはどちらもユニバーサルスコープである必要はありません。
Active Directory がシステムにアクセスするための設定
Active Directory を使用してシステムにアクセスする前に、Active Directory ソフトウェアとシステムの両方を設定する必要があります。
1. Active Directory スキーマを拡張します(Active Directory スキーマの拡張を参照)。
2. Active Directory Users and Computers スナップインを拡張します(Active Directory ユーザーとコンピュータスナップインへの Dell 拡張のインストールを参照)。
3. システムユーザーとその特権を Active Directory に追加します(Active Directory へのユーザーと特権の追加を参照)。
4. RAC システムの場合のみ、各ドメインコントローラで SSL を有効にします。
5. ウェブベースインタフェースまたは CLI のいずれかを使用して、システムの Active Directory プロパティを設定します(システムまたはデバイスの設定を参照)。
Active Directory 製品名の設定
Active Directory 製品名を設定するには、次の手順を実行します。
1. インストールディレクトリ内で omsaoem.ini ファイルを探します。
2. このファイルを編集して adproductname=text の行を追加します。ここで、テキストは、Active Directory で作成した製品オブジェクトの名前です。たとえば、Active Directory 製品名が
omsaApp と設定されている場合、omsaoem.ini ファイルには次の構文が含まれます。
productname=Server Administrator
startmenu=Dell OpenManage Applications
autdbid=omsa
accessmask=3
adsupport=true
adproductname=omsaApp
3. omsaoem.ini ファイルを保存してから、DSM SA 接続サービス を再起動します。
Active Directory スキーマの拡張
RAC、Server Administrator、および IT Assistant のスキーマ拡張を使用できます。使用しているソフトウェアまたはハードウェアのスキーマだけを拡張する必要があります。ソフトウェアに固有の
設定を活用するには、それぞれの拡張子を別々に適用する必要があります。Active Directory スキーマを拡張すると、スキーマのクラスと属性、特権例と関連オブジェクト、Dell の組織単位などをス
キーマに追加できます。
スキーマを拡張するには、2 通りの方法があります。Dell Schema Extender ユーティリティを使用するか、LDIF スクリプトファイルを使用します。
LDIF スクリプトファイルと Dell Schema Extender は、『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』の次のディレクトリに収録されています。
l <DVDドライブ>:¥SYSMGMT¥ManagementStation¥support¥OMActiveDirectory_Tools¥<インストールタイプ>¥LDIF ファイル
l <DVDドライブ>:¥SYSMGMT¥ManagementStation¥support¥OMActiveDirectory_Tools¥<インストールタイプ>¥Schema Extender
表9-1 は、フォルダ名と <インストールタイプ> の一覧です
表 9-1.フォルダ名とインストールタイプ
メモ:スキーマを拡張する前に、ドメインフォレストのスキーママスター FSMO(Flexible Single Master Operation)Role Owner に
スキーマ管理者
特権を持っていることを確認してくださ
い。
メモ:LDIF スクリプトファイルを使用する場合は、Dell の組織単位は追加されません。