Users Guide
l Server Administrator Storage Management Service を使用する場合、正しく管理を行うためには、Dell OpenManage Server Administrator をシステムにインストールする必
要があります。ソフトウェアとハードウェアの全要件については、『DellOpenManageServerAdministratorStorageManagementユーザーズガイド』を参照してください。
l Microsoft Software Installer(MSI)バージョン 3.1 以降
対応システム管理プロトコル標準
管理ステーションや管理下システムソフトウェア をインストールする前に、対応するシステム管理プロトコルを管理下システムにインストールする必要があります。サポートされている Windows および
Linux オペレーティングシステムでは、Dell OpenManage ソフトウェアは Common Information Model (CIM)、Windows Management Instrumentation(WMI)、およびシンプルネッ
トワーク管理プロトコル(SNMP)をサポートしています。オペレーティングシステム付属の SNMP パッケージをインストールする必要があります。
表3-1は、各対応オペレーティングシステムで使用可能なシステム管理標準を示しています。
表 3-1オペレーティングシステム別のシステム管理プロトコルの使用可能状況
Windows Server 2003 R2 と R2 IPMI デバイスドライバ
本項の記載内容は、Dell PowerVault x00 および Dell PowerEdge x8xx 以降のシステムのみに適用されます。
Windows Server 2003 R2 と Windows Storage Server R2 には、Hardware Management というオプションのコンポーネントがあります。このコンポーネントに IPMI ドライバが含まれ
ています。インストール中に、このコンポーネントが IPMI ドライバをインストールして有効にします。
Server Administrator が起動すると、まず WindowsServer2003R2IPMIドライバが有効になっているかどうかを確認します。ドライバが有効になっている場合は、 ServerAdministrator
は Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバを使用して IPMI ベースの機能を提供します。Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバが有効になっていない場合は、Server
Administrator は独自の内部 IPMI サポートを使用して IPMI ベースの機能を提供します。Server Administrator の場合、 この内部 IPMI サポートの代わりに、Windows Server 2003 R2
の IPMI ドライバを使用することをお勧めします。システムで Windows Server 2003 R2 または WindowsStorageServerR2が稼動している場合は、Server Administrator をインスト
ールした後、R2 のオプションの Hardware Management コンポーネントもインストールすることをお勧めします。
Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバを Dell PowerEdge x00 システムにインストールするには、以下の追加ステップを実行してください。
l コマンドシェルから次のコマンドを実行します。
Rundll32 ipmisetp.dll, AddTheDevice
WindowsServer2003R2の Hardware Management コンポーネントをインストールした後、Server Administrator が内部 IPMI サポートの使用から Windows Server 2003 R2
IPMI ドライバの使用に切り替えられるように、DSM SA Data Manager サービスを再起動します。サービスを再起動するには、手動でサービスを再起動するか、システムを再起動します。
後で Windows Server 2003 R2 の IPMI ドライバを手動でアンインストールした場合や 、Hardware Management コンポーネントをアンインストール(この場合、ドライバもアンインストールさ
れる)した場合は、Windows Server 2003 R2 IPMI ドライバの使用から Server Administrator 内部の IPMI サポートの使用に切り替えるために、DSM SA Data Manager サービスを再
起動します。サービスを再起動するには、手動でサービスを再起動するか、システムを再起動します。
デジタル証明書
Microsoft 用の Server Administrator パッケージはすべて Dellの証明書を使ってデジタル署名されているため、インストールパッケージの整合性の維持に役立っています。これらのパッケージ
が再パッケージ化や編集、その他の方法で操作されると、デジタル署名は無効になります。これら操作を行うと、インストールパッケージは非対応となり、必要条件チェッカー によってそのソフトウェアは
インストールできなくなります。
対応ウェブブラウザの設定
対応ウェブブラウザのリストについては、「対応オペレーティングシステムとウェブブラウザ」を参照してください。
メモ: 管理下システムソフトウェアをインストールするとき、その管理下システムが RAC インストールのすべての必要条件を満たせば、RAC ソフトウェアは標準セットアップ の一部と
してインストールされます。ソフトウェアとハードウェアの全要件については、該当する『Dell Remote Access Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
メモ: Dell OpenManage ソフトウェアがシステムの MSI のバージョンを検出します。バージョンが 3.1 より古い場合は、必要条件チェッカー が MSI バージョン 3.1 にアップグレ
ードするように指示します。MSI をバージョン 3.1 にアップグレードした後、Microsoft SQL Server などその他のソフトウェアアプリケーションをインストールするために、システムを再
起動しなければならない場合があります。
メモ: 管理下システムに対応システム管理プロトコル標準をインストールする方法については、ご利用のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
オペレーティングシステム
SNMP
CIM/WMI
対応 Microsoft Windows オペレーティ
ングシステム
オペレーティングシステムのインストールメデ
ィアから使用可能です。
常にインストール
対応 Red Hat Enterprise Linux オペレ
ーティングシステム
オペレーティングシステムにある SNMP パッ
ケージをインストールします。
使用可能 『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』にある CIM パッケ
ージをインストールします - SFCB/SFCC/CMPI-Devel
対応 SUSE Linux Enterprise Server
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム付属の SNMP パ
ッケージをインストールします。
使用可能 『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』にある CIM パッケ
ージをインストールします - SFCB/SFCC/CMPI-Devel
メモ: ウェブブラウザがローカルアドレス用のプロキシサーバーをバイパスするように設定されていることを確認します。