Users Guide
次の例は、カスタム RPM ベースによる Server Administrator のインストールを示したもので、Remote Enablement 機能と Storage Management Service コンポーネントのインストール
も含まれています。
1. 対応するVMware ESX、RedHatEnterpriseLinuxまたは SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムが稼動し、管理下システムコンポーネントのインストール先とな
るシステムに、ルート としてログオンします。
2. 『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を DVD ドライブに挿入します。
3. 必要な場合、次のコマンドを使用して DVD をマウントします。
mount /dev/dvdrom /mnt/dvdrom。
4. SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/<オペレーティングシステム> /<アーカイブ> に移動します。ここで、<オペレーティングシステム> は ESX41、ESX40、RHEL4、
RHEL5、SLES10、または SLES11 で、<arch> は 32-bits または 64-bits です。ESX では 32 ビットしかサポートされていませんが、RHEL と SLES では 32 と 64 ビットの両方が
サポートされています。お使いのシステムに対応するオペレーティングシステム固有のディレクトリを入力します。
5. 次のコマンドを入力します。
rpm -ihv Server-Instrumentation/*.rpm
add-StorageManagement/*.rpm RemoteEnablement/*.rpm
Server Administrator サービスは自動的には起動しません。
6. インストール後に次のコマンドを使用して Server Administrator のサービスを起動します。
shsrvadmin-services start
シェルスクリプトを使用したカスタムインストールの実行
Server Administrator のカスタムインストールスクリプトは、インタラクティブモードで実行できます。
基本的なスクリプトの使用方法
srvadmin-install.sh [オプション]...
Server Administrator カスタムインストールユーティリティ
このユーティリティはオプションを指定しない場合にはインタラクティブモード、オプションを指定する場合にはサイレントモードでそれぞれ実行されます。
オプションは次のとおりです。
[-x|--express] はすべてのコンポーネント(使用可能な場合は RAC を含む)をインストールし、その他のオプションは無視されます。
[-d|--dellagent] は Server Instrumentation コンポーネントをインストールします。
[-c|--cimagent] は Remote Enablement コンポーネントをインストールします。
[-s|--storage] は Server Instrumentation を含む Storage Management をインストールします。
[-r|--rac] はServer Instrumentation を含む、該当する RAC コンポーネントをインストールします。
[-w|--web] は Server Administrator Web Server をインストールします。
[-u|--update] は該当する Server Administrator コンポーネントをアップデートします。
[-h|--help] は、このヘルプテキストを表示します。
上記のオプションと一緒に使用できるオプションは、以下のとおりです。
[-p|--preserve] は画面をクリアせずに保持します。
[-a|--autostart] は、コンポーネントがインストールされた後で、インストールされたサービスを開始します。
メモ: Red Hat Enterprise Linux 5 オペレーティングシステムでは、DVD は -noexec マウントオプションで自動的にマウントされます。このオプションでは、DVD から実行可能ファイルを
実行することはできません。DVD を手動でマウントし、実行可能ファイルを実行する必要があります。
メモ: Remote Access Controller または Storage Management をインストールする前に、必ず Server Administrator Web Server、Remote Enablement、または
Server Instrumentation をインストールしてください。
メモ: Remote Enablement 機能をインストールする場合は、この機能をインストールする前に、依存する RPM をインストールしてください。依存する RPM の詳細については、「Remote
Enablement 用の依存 RPM」を参照してください。
メモ: Server Administrator は、オペレーティングシステムの依存条件を満たすならどのシステムにでもインストールできます。ただし、サポートされていないシステムでは、インスト
ール後に一部の Server Administrator サービスが起動しない場合があります。
メモ: Dell OpenManage Server Administrator をシステムにインストールすると、RPM に関連する依存関係の問題が発生することがあります。これらの問題を解決するには、
SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS/opensource-のコンポーネント から必要な RPM ファイルをインストールしてください。このディレクトリに RPM が存在しない
場合は、オペレーティングシステムのメディアからインストールしてください。メディアにも存在しない場合は、インターネットでこれらの RPM を検索してください。
メモ: カスタムインストール中に [-p | --preserve] オプションを使用しなければ、画面の履歴情報がクリアされます。