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Dell OpenManage セキュリティ
Dell™OpenManage™ServerAdministratorバージョン 6.2 インストールガイド
セキュリティ 機能
セキュリティ管理
セキュリティ 機能
Dell™OpenManage™システム管理ソフトウェアのコンポーネントは、次のようなセキュリティ機能を提供しています。
l ハードウェアに保存されたユーザー ID とパスワード、またはオプションの Microsoft®Active Directory®を使用したユーザー認証
l Network Information Services (NIS)、Winbind、Kerberos、および Linux オペレーティングシステム用 Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)認証プロトコルのサ
ポート
l ユーザーごとに特定の特権を設定できる役割ベースの権限
l ウェブインタフェースまたはコマンドラインインタフェース(CLI)を使用したユーザー ID とパスワードの設定
l 128 ビットと 40 ビット(128 ビットが許可されていない国)の SSL 暗号化
l ウェブインタフェースまたは CLI を使用したセッションタイムアウトの設定(分単位)
l ポート設定 - Dell OpenManage システム管理ソフトウェアが ファイアウォールを通ってリモートデバイスに接続できるように、ポートを正しく設定する必要があります。
セキュリティ管理
Dell では、ウェブインタフェースおよびコマンドラインインタフェースの両方で、役割ベースのアクセス制御(RBAC)、認証、および暗号化や、Active Directory(Linux オペレーティングシステムでは
Winbind、Kerberos、LDAP、NIS )を使用してセキュリティとアクセスの管理を提供しています。
RBAC
RBAC は特定の役割を持つユーザーが実行できる操作を決めて、セキュリティを管理します。各ユーザーには 1 つ、または複数の役割が割り当てられており、各役割にはその役割内のユーザーが使
用できるユーザー特権が 1 つまたは複数割り当てられています。RBAC では、セキュリティ管理は組織構造と密接に関係しています。ユーザーの設定については、オペレーティングシステムのマニュ
アルを参照してください。
ユーザー特権
Server Administrator は割り当てられたユーザーのグループ特権に応じて、異なるアクセス権を与えます。ユーザーには、ユーザー、パワーユーザー、システム管理者(Administrator)の 3 レ
ベルがあります。
ユーザー はほとんどの情報を表示できます。
パワーユーザー は、警告しきい値の設定、警告またはエラーイベントが発生した場合の警告処置を設定できます。
システム管理者 は、シャットダウン処理の設定と実行、システムに反応しないオペレーティングシステムがある場合の自動回復処置の設定、ハードウェアログ、イベントログ、およびコマンドログのクリア
などを実行できます。システム管理者(Administrator)は、警告生成時の電子メールメッセージの送信などの警告処置を設定できます。
Server Administrator は、ユーザー特権でログインしたユーザーには読み取り専用アクセス、パワーユーザー特権でログインしたユーザーには読み取りおよび 書き込みアクセス、ユーザー特権で
ログインしたユーザーには読み取り専用アクセス、パワーユーザー特権でログインしたユーザーには読み書きアクセス、システム管理者権限でログインしたユーザーには読み取り、書き込み、および管
理アクセスを与えます。「表2-1」を参照してください。
表 2-1ユーザー特権
メモ:Telnet は SSL 暗号化をサポートしていません。
メモ:各 Dell OpenManage システム管理コンポーネントが使用するポートについては、各コンポーネント用のユーザーガイドを参照してください。
ユーザー特権
アクセスタイプ
システム管理者
書き込み
読み取り
ユーザー
X
パワーユーザー
X
X
管理者
X
X
X