Users Guide
次の例は、カスタム RPM ベースによる Server Administrator のインストールを示したもので、リモート有効化機能とストレージ管理サービスコンポーネントのインストールも含まれています。
1. 対応する VMware ESX、Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行しており、管理下システムコンポーネントのインストール
先となるシステムに、root としてログオンします。
2. 『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を DVD ドライブに挿入します。
3. 必要な場合、次のコマンドを使用して DVD をマウントします。
mount /dev/dvdrom /mnt/dvdrom。
4. SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/<os> に移動します。ここで、 <os> は ESX35 または ESX40 または RHEL4 または RHEL5 または SLES10 または SLES11 で
す。お使いのシステムに対応するオペレーティングシステム固有のディレクトリを入力します。
5. 次のコマンドを入力します。
rpm -ihv Server-Instrumentation/*.rpm
add-StorageManagement/*.rpm RemoteEnablement/*.rpm
Server Administrator サービスは自動的には起動しません。
6. インストール後に次のコマンドを使用して Server Administrator のサービスを起動します。
shsrvadmin-services start
シェルスクリプトを使ってカスタムインストールする場合
Server Administrator のカスタムインストールスクリプトは、インタラクティブモードで実行できます。
基本的なスクリプトの使用方法
srvadmin-install.sh [オプション]...
Server Administrator カスタムインストールユーティリティ
このユーティリティはオプションを指定しない場合にはインタラクティブモード、オプションを指定する場合にはサイレントモードでそれぞれ実行されます。
オプションは次のとおりです。
[-x|--express] はすべてのコンポーネント(使用可能な場合は RAC を含む)をインストールし、その他のオプションは無視されます。
[-d|--dellagent] は サーバー計装 コンポーネントをインストールします。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/ESX35
VMware ESX(バージョン 3.5)用コマンドラインインターフェイスを搭載した Server Administrator が入っ
ています。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/ESX40
VMware ESX(バージョン 4)用コマンドラインインターフェイスを搭載した Server Administrator が入って
います。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/RHEL4
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)用のコマンドラインインタフェースを搭載した Server
Administrator が入っています。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/RHEL5
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 5)用のコマンドラインインタフェースを搭載した Server
Administrator が入っています。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/SLES10
SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 10)用のコマンドラインインタフェースを搭載した Server
Administrator が入っています。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/SLES11
SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 11)用のコマンドラインインタフェースを搭載した Server
Administrator が入っています。
たとえば、Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)を実行している場合は、次のディレクトリから RPM を追加することでインストールをカスタマイズできます。
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/RHEL4/add-
StorageManagement
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)用 Storage Management コンポーネントパッケージ
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/RHEL4/SA-WebServer
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)用 Server Administrator ウェブサーバのコンポーネントパッ
ケージ
SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/RHEL4/Server-
Instrumentation
Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)用 Server Instrumentation Service パッケージ
メモ:Red Hat Enterprise Linux 5 オペレーティングシステムでは、DVD は -noexec マウントオプションで自動的にマウントされています。このオプションでは、DVD から実行可能ファイ
ルを実行することはできません。DVD を手動でマウントし、実行可能ファイルを実行する必要があります。
メモ:リモートアクセスコントローラまたはストレージ管理をインストールする前に、必ず Server Administrator Web Server、リモートの有効化、またはサーバー計装をインストール
してください。
メモ:リモートの有効化機能をインストールする場合は、この機能をインストールする前に、依存する RPM をインストールしてください。依存する RPM の詳細については、「リモートの有
効化用の依存 RPM」を参照してください。
メモ:Server Administrator は、オペレーティングシステムの依存条件を満たすならどのシステムにでもインストールできます。ただし、サポートされていないシステムでは、インストー
ル後に一部の Server Administrator サービスが起動しない場合があります。
メモ:Dell OpenManage Server Administrator をシステムにインストールすると、RPM に関連する依存関係の問題が発生することがあります。これらの問題を解決するには、
SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS/opensource-components から必要な RPM ファイルをインストールしてください。このディレクトリに RPM が存在
しない場合は、オペレーティングシステムのメディアからインストールしてください。メディアにも存在しない場合は、インターネットでこれらの RPM を検索してください。