Users Guide
標準インストールとカスタムインストール
Dell OpenManage インストーラには、Server Administrator や他の管理下システムソフトウェアをインストールするための標準セットアップ オプションとカスタムセットアップオプションがあり
ます。
セットアッププログラムによって、必要条件チェッカーが呼び出されます。必要条件チェッカー がシステムの PCI バスを使用して、コントローラカードなどのインストールされているハードウェアを検索し
ます。
必要条件チェッカーから Server Administrator のインストールを起動して、 標準セットアップ オプションを選択すると、インストールするシステムのハードウェア構成に適した管理下システムソフト
ウェアの全機能がインストールされます。標準セットアップ の実行方法の詳細については、『クイックインストールガイド』を参照してください。 クイックインストールガイド にアクセスするには 必要条件
チェッカー のユーザーインタフェース内でメニューバーからクイックインストールガイドをクリックします。
標準インストール中、個々の 管理ステーションサービスはそのサービスのハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしていない管理下システムにはインストールされません。たとえば、
DellOpenManageServerAdministratorRemoteAccessControllerサービス ソフトウェアモジュールは、管理下システムに Remote Access Controller がインストールされていなけ
れば、標準 インストール中にインストールされません。ただし、 カスタムセットアップ では Remote Access Controller ソフトウェアモジュールのインストールを選択できます。
カスタムセットアップ オプション を選択すると、インストールプログラムでシステムに適切なインストールオプションと識別されたソフトウェア機能の選択を解除できます。 標準セットアップ中は、ハー
ドウェア設定に適した機能がすべて事前選択されているため、インストールする機能のリストに追加することはできません。Server Administrator Storage Management サービス は 標準セッ
トアップ中にデフォルトでインストールされます。
カスタムインストール
以下の項では、 カスタムセットアップ オプションを使用して Server Administrator やその他の管理下システムソフトウェアをインストールする方法を説明します。
1. システム管理ソフトウェアをインストールするシステムに、 Administrator(システム管理者)権限でログインします。
2. 開いているアプリケーションをすべて閉じ、ウイルススキャンソフトウェアを無効にします。
3. システムの DVD ドライブに『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を挿入します。autorun メニューが表示されます。
4. autorun メニューから Dell OpenManage Server Administrator を選択して インストール をクリックします。
autorun プログラムが自動的に起動しない場合は、DVD の SYSMGMT\srvadmin\windows ディレクトリに移動して setup.exe ファイルを実行します。
Dell OpenManage Server Administrator の必要条件 ステータス画面が表示され、管理下システムの必要条件の確認作業が実行されます。それに関連する情報、警告、エラーなど
のメッセージが表示されます。エラーまたは警告が表示されている場合は、問題をすべて解決します。
5. Server Administrator のインストール、変更、修復、または削除 オプションをクリックします。
Dell OpenManage Server Administrator インストールウィザードへようこそ 画面が表示されます。
6. Next(次へ)をクリックします。
Dell ソフトウェア製品ライセンス契約 が表示されます。
7. 受け入れる場合は、 同意する と 次へ をクリックします。
セットアップの種類ダイアログボックスが表示されます。
8. カスタム を選択して次へ をクリックします。
カスタムセットアップダイアログボックスが表示されます。
特定の管理下システムソフトウェアアプリケーションを選択するには、機能リストの横にあるドロップダウン矢印をクリックします。
選択した機能の隣にはハードドライブのアイコンが表示されます。選択解除した機能の隣には、赤の X が付きます。ハードウェアでサポートされていないソフトウェア機能が 必要条件チェッカー
で検出されると、デフォルトでは選択が解除されます。
デフォルトのディレクトリパスを使って管理下システムソフトウェアをインストールするには、次へ をクリックします。
別の場所にインストールする場合は、変更 をクリックして管理下システムソフトウェアをインストールするディレクトリに移動してから、OK をクリックします。カスタムセットアップ ダイアログボッ
クスに戻ります。
9. 選択したソフトウェア機能のインストールを受け入れるには、次へ をクリックします。
プログラムのインストール準備完了ダイアログボックスが表示されます。
10. 選択したソフトウェア機能をインストールするには、インストール をクリックします。
メモ: Server Administrator のインストールでは、必要な VisualC++ランタイムコンポーネントの一部もシステムにインストールされます。
メモ: 管理ステーションおよび管理下システムサービスは、同じディレクトリか別のディレクトリにインストールできます。インストール先ディレクトリを選択できます。
メモ: キャンセルをクリックすると、インストール処理をキャンセルできます。この場合、加えた変更は元に戻ります。インストール処理の最後の方で キャンセル をクリックした場合は、
元の状態に正しく戻らず、システムがインストール未完了のままになることがあります。「失敗したインストールのシステム回復を参照してください。